日銀は金融政策決定会合で一時的な要因を除いた「基調的な物価上昇率」が目標の2%に到達したと表明しました。
物価目標を導入してから13年越しに到達した2%の水準。日銀の政策運営は節目を迎えましたが、高揚感はありません。
街の人
「2~3年前から生活費自体が1.5倍、賃金は1.5倍になっているかというと、そうじゃない」
「自分が稼いでるお金と支出、支出のほうがとても多い」
日銀が物価目標への事実上の到達を表明する裏で、街で聞かれたのは長引く物価高を嘆く切実な声です。
日銀は物価も賃金も上がらない「デフレ」を脱却するため、2013年に2%の物価目標を導入し、大規模な金融緩和を実施しました。
しかし、10年以上達成できず、結局、ウクライナ侵攻や中東情勢の悪化といった海外の要因や大規模緩和が招いた歴史的な円安が物価を押し上げてきました。
日本銀行 植田和男 総裁
「(2%のインフレ率を)ある時点まで達成していたとしても、どこまでやっても十分ではない」
物価に続いて賃上げも定着しつつあるなか、今後は物価の上振れを抑えて安定させていくことが一段と重要で、“物価の番人”日銀の舵取りの本当の見せ場はここからです。
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