旬を迎えた「みかん」。2025年は豊作で、お手頃な価格となっているそうです。美味しいみかんの見分け方を聞きました!
いまや200種類以上 個性派みかんが続々登場
井上貴博キャスター:
農林水産省によると、みかんの消費量は1975年度の212万トンから、2024年度には35万トンと、約8割も減少しているということです。
背景としては、いちごやマスカットなどライバルとなる果物が続々と登場したことが考えられるようです。一方で、みかん生産者や自治体が品種改良するなどして、みかんは進化しています。
2019年時点で、みかんはオレンジをかけ合わせた品種も含めて、200種類以上あるということです。
ゼリー食感の「紅まどんな」
井上貴博キャスター:
愛媛県産「紅まどんな(1玉600円前後)」は“木になるゼリー”とも言われていて、甘みがあって、トロトロな食感なんです。
株式会社「みかん」代表 清原優太さん:
果肉がプルっとしています。
古坂大魔王さん:
最初食べたとき、自然のものではないような、完璧すぎて人工的に感じてしまいました。“未完”ではない“完成”したみかんです。
株式会社「みかん」代表 清原優太さん:
この食感は他の品種にはないので、紅まどんなを生み出した愛媛県はすごいなと思いました。
井上キャスター:
「紅まどんな」ほど高くなくても、似たように“ほぼゼリー”なみかんもあります。
愛媛県産「あいか(1玉400円前後)」です。舌ざわりが少し粒だっている感じで、後味に酸味が残るように感じました。おいしかったです。
「みかん」見極めの基本
井上キャスター:
甘いみかんの見分け方をご紹介します。
▼皮のきめが細かい
▼色が濃い
→日光を良く浴びていて糖度が高い
▼軸が細い
→軸が細いと水分があまり通らず、水分が枯渇することで甘味がたくわえる
甘い?酸っぱい?“いびつ”やキズありみかん
井上キャスター:
他にも、軸を中心にして同心円状に広がっているみかんは甘いと言われています。みかんは成長過程で甘くなると考えられているため、同心円状に成長していくことが、より成熟していることの証しになるといいます。
上から見たとき、軸が中心にないものは少し味が落ちると思ってよいのでしょうか。
株式会社「みかん」代表 清原優太さん:
形がいびつなみかんは、どちらか片方の成長・成熟が止まってしまっているかもしれません。健やかに、左右対称に成長した方が甘い傾向があるという、マニアックな見分け方です。
井上キャスター:
さらに、キズがあるみかんも甘い傾向にあるといいます。
木になっているとき、外側にあるみかんは雨風にさらされキズがつけられます。一方、外側にあるということで日光をたくさん浴びて甘くなっている可能性があります。
株式会社「みかん」代表 清原優太さん:
キズがあるから確実に甘いというわけではありませんが、キズのあるみかんは日光をたくさん浴びる「良い位置」になっていた可能性があります。キズがあるから「食べない」ではなく、そういう背景も見分けて食べてみてください。
==========
<プロフィール>
清原優太さん
東京大学在学中に「東大みかん愛好会」を設立
現在はみかんの普及を進める会社の代表
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
・【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【後編】「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)
