与党・共和党の大敗となったアメリカ中間選挙。取材現場で感じた空気はどうだったのか。ワシントンから守川記者が中継でお伝えします。
選挙に向けて、テキサス州やペンシルベニア州などで取材しましたが、多くの有権者から感じたのは「物価高への怒り」でした。
ガソリンや食料品価格、電気代の上昇に苦しんでいて、「原因はトランプ大統領のイラン攻撃や関税政策、データセンター優遇にある」との声を多く聞きました。
こうした「怒り」や「憤り」が事前の予想を超える大敗を共和党につきつけるのを目の当たりにしました。
ワシントン・ポストは「トランプ氏が有権者の怒りを過小評価した」とし、大統領選挙の勝利の原動力となった若い男性や中南米系ら「重要な支持基盤を失った」と指摘しています。
Q.中間選挙の結果を受けて、2年後の大統領選挙はどうなるのでしょうか?
負けた共和党も、勝った民主党も、2年後の大統領選挙の勝利に繋がる「方程式」は見出せていないといえます。
共和党の有力候補のバンス副大統領は、イラン攻撃やイスラエルとの関係について、政策の見直しが必要だとの考えを示しました。
しかし、バンス氏以外の有力者も含め、党内で絶大な力を持つトランプ氏の下にいながら、有権者にアピールできる政策ビジョンを打ち出すのは簡単ではありません。
一方の民主党も、トランプ氏の敵失で勝利した面が大きく、党内は穏健派と急進左派が一致団結できる状況にはなっていません。
2年後の大統領選挙に向けて、両党ともに大きな宿題を背負う結果になったといえます。
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