アメリカのトランプ大統領が「極右」と評される女性活動家の助言を受けて、国家安全保障担当の幹部職員らを解雇したと報じられました。

ニューヨークタイムズは3日、トランプ大統領がNSC＝国家安全保障会議の幹部ら6人を解雇したと報じました。

政府関係者によると、この解雇の直前、「極右」と評される女性活動家のローラ・ルーマー氏がホワイトハウスでトランプ氏に対し、“忠誠心に疑問がある”とする職員のリストを渡したということです。

トランプ大統領
「ローラ・ルーマーはすばらしい愛国者だ。彼女は助言をしてくれて、私もときどき、その助言を聞く」

トランプ大統領は2日にローラ氏と面会したことや、NSCの職員数人を解雇したことは認めましたが、助言は今回の解雇と「全く関係ない」と影響を否定しました。

ルーマー氏は2001年に起きたアメリカ同時多発テロについて、根拠のない陰謀論を唱えていることで知られ、去年の大統領選挙期間中にはトランプ氏に同行する姿が確認されていました。

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