
ヨーロッパで最も利用者数が多いイギリス・ロンドンのヒースロー空港が近くの変電所で起きた火災のため、終日、閉鎖すると発表しました。
記者
「火災が起きた変電所です。発生から一晩経ちましたが、いまも白い煙がのぼっていて、消火活動が続けられています」
火災は現地時間の20日夜、ヒースロー空港からほど近い、ロンドン郊外の変電所で発生しました。
周辺では大規模な停電が起きていて、変電所から電力の供給を受けるヒースロー空港は21日、終日、空港を閉鎖すると発表しました。
空港周辺には、スーツケースを抱え、困惑した様子の利用客の姿も。
カナダからの利用客
「けさ早くに帰る予定でした。目を覚まして携帯を確認したら、フライトは『キャンセル』『キャンセル』と…これからどうなるかわかりません」
スイスに行く予定だった利用客
「航空会社に繋がりませんが、便の変更か、返金をしてほしいです」
ロイター通信によりますと、空港を発着する1300便以上、乗客29万人に影響がでていて、復旧のめどが立っていないことから、空港側は「今後、数日間は大きな混乱が予想される」と話しているということです。
これにより、羽田とヒースロー空港を結ぶ21日の直行便は、▼全日空では2便が欠航、▼日本航空では4便が欠航や行き先の変更を行い、あわせておよそ1200人に影響が出たということです。
また、22日も、日本航空の午前1時に羽田空港を出発する便の欠航が決まっています。
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