
台湾在住の中国人インフルエンサーがSNS上で中国による「武力統一」を主張したとして、台湾政府は滞在許可を取り消したと発表しました。
中国人インフルエンサー 劉振亜氏
「中国と台湾で戦争が起これば、台湾は30分で廃墟になる」
台湾に住む中国人インフルエンサー、劉振亜氏はSNS上で、「なぜ今すぐ武力統一しないのか」「中国による武力統一にもはや理由は必要ない」などと、武力統一を支持する投稿を繰り返し行いました。
劉氏は、中国版TikTokの「ドウイン(抖音)」で48万人のフォロワーをもつインフルエンサーで、台湾メディアによると、数年前、台湾の男性と結婚し、台湾での滞在許可を得ていました。
台湾の内政部・移民署は今月11日、中国人配偶者の法的地位などについて定めた「両岸人民関係条例」に違反したと認定し、劉氏の滞在許可を取り消し、再申請を5年間禁止する処分を下したと発表しました。
理由については「台湾の主権を消滅させることを主張するものであり、台湾社会では許容されない」としています。
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