石破総理は先ほど、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議などに出席するためペルーに到着しました。
日本時間、午後2時前に南米ペルーの空港に到着した石破総理は、2日間の日程で、APECの首脳会議に出席します。
APECでは、物品の関税などの削減・撤廃を通じた貿易や投資の活性化などについて議論される予定です。
ただ、加盟国の1つであるアメリカのトランプ次期大統領は、海外から輸入する製品に原則10%から20%の関税をかけると主張するなど、保護主義的な政策を唱えていて、APECでどのような議論がおこなわれるかが注目されます。
また、石破総理は、ペルー訪問中、参加国の首脳らと個別の会談も予定していて、あすには、就任後初めて、アメリカのバイデン大統領や中国の習近平国家主席と会談する方向で調整しています。
習主席との会談で、石破総理は東京電力福島第一原発の処理水放出を受けて、中国が輸入を停止している日本産水産物の早期輸入の再開を求める他、深セン市で日本人男児が刺殺された事件の事実解明などを求める見通しです。
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