エンタメ
2026-10-24 09:00
TBS系日曜劇場『VIVANT』。自衛隊直轄の非公認組織「別班」に所属する乃木憂助(堺雅人)たち奪還チームは、“中国の別班”「シンシー」に捕らわれていた仲間を救出。しかし、追手を振り切れず、指揮を執る別人格・F(堺/二役)の怒声が響いた。義弟・ノコル(二宮和也)は、いつもの兄とは違う言動に違和感を覚えはじめ…。「シンシー」の反撃に、周到な準備で挑む一行。だが、行く手には銃口が。敵が勝ちを確信した、その先まで見逃せない第21話を「アフターVIVANT」で振り返る。
【次回予告】ベキ生存の伏線? 衝撃ワードが飛び出した!
■追手が止まった! 電話と、“もう一人の兄貴”の正体
追手の車両2台は大破したが、「シンシー」のメンバー、リ・ミンヅァ(漢字表記:李茗沢/木幡竜)のバイクともう1台は健在。サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)に、今度こそ成功が求められる。最後のポイントCまで、あと30秒。
“ブルーウォーカー”こと天才ハッカー・太田梨歩(花岡すみれ)、別班員・田代久美子(レイヤマダ)のエージェント・フィルザ(Gulnar Yunusova/声・甲斐田裕子)とともに、東条は起爆の機会を待つ。
ところが、仕掛けた地点の直前でバイクと車が停止。ポイントBを過ぎると、別の基地局の電波が入るのだ。電話のためだと見抜いたFは、車両を引き返させる。追手の車が動き出す瞬間、Fの指示で東条が起爆。今度は捉えた! 第20話の失敗続きで浮上した“東条裏切り説”も吹き飛ばす一撃だ。爆発で吹き飛んだ車がバイクを巻き込み、リは瀕死の状態。Fは自ら現場へ急いだ。
リのスマホを指紋認証で開くと、発信履歴にはシュウ・ハオラン(漢字表記:周浩然/リンリン)の名があった。
追撃を断ち切っても、情報はすでに敵へ。別班員・和田貢(平山祐介)を死に追いやった一人であるリへの、Fの苛烈な報復をノコルが制する。炎を背に向かい合う2人に、視聴者から「かっこよすぎて痺れた」といった声があふれた。そして、トレンド入りまで果たした問い掛けが飛び出す。
「お前、誰なんだ」
Fが明かした正体に、ノコルの反応は…。
■先手を取るのは、変装した別班か、それとも…?
「シンシー」本部では、責任者のハン・リンシン(漢字表記:樊林杏/宮下今日子)が一行を追おうにも、太田のハッキングで衛星が使えない。10人体制で復旧を図っても歯が立たず、頼みの地対空ミサイルも封じられていた。
それでもハンは、脱出先を絞り込む。浮上したのは、タイの有名実業家、チョッキー・テーパーニット(Ohm-Tanapak/オーム・タナパック/声・鬼頭明里)のプライベートジェット。検問の設置に加え、渡航差し止めまでゴルバド政府側に要求したが、国の利益になる来訪だとして拒否された。この拒否も、第19話で語られた読みどおりだ。
廃工場では、田代とエージェントのナティック(Ruslan Huseynov/声・浪川大輔)らが、中国人労働者の通勤バスを装って移動する準備を整えていた。作業着にIDカード、別班員の傷を隠すメイク担当者までいる。同じ会社のバスが鉢合わせしないよう、本物の出発を遅らせる手も打ってあった。田代の周到な準備を評価するF。一方の田代は、いつもの乃木とは違う雰囲気に少々戸惑いぎみだった。
準備を整えて検問へ向かうが、予想以上の渋滞で進めない。そこへ、本物のバスが想定より早く出発したとの知らせが。鉢合わせが迫るうえ、待ちきれない車が次々と列を離れ、後方のバスを警官の目から隠す車まで減っていく…。
そのころ、リュウ・ミンシュエン(漢字表記:劉銘軒・堺/三役)は、警視庁公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)の牢屋へ。核融合研究者エリシャ・ママドフ(Manaf Dadashov)の娘の正体を突き止めた“褒美”だ。野崎のエージェント・ドラム(富栄ドラム)を麻酔銃で眠らせ、監視カメラを切り、看守も退出させる。野崎に顔を近づけるリュウに、視聴者も「何か伝えたよね?」と反応。“褒美”の時間にも、油断は禁物だ。
一方、検問前では視聴者までやきもきさせた「本物のバス」が迫り、車内では強行突破の準備が始まる。そこでFから乃木へ交代。慎重に判断しないと地元住民に被害が出るからだ。警察官に通訳を求められた乃木は、中国語で仲間に呼び掛ける。警察官たちが理解できないのを利用し、運転手を務める元公安部の諜報員でテントのモニター(協力者)・新庄浩太郎(竜星涼)への指示も織り交ぜていく。
ようやく通過できるかと思った瞬間、シュウとシンシーの兵士たちが現れた。黒須駿(松坂桃李)らを拷問していた男に、変装は通用しない。
■ノコルのひと言で、包囲の景色が一変!
警官たちがバスを囲み、銃口を向ける。だが乃木は、市民を巻き込まないよう、相手が撃つまで攻撃しないことを指示。自らバスを降りようとした時、ノコルが声を掛けた。「大丈夫だ…偉大なるノゴーン・ベキの息子よ」…聞き覚えのあるせりふだが? 続けてモンゴル語でひと言。
「好機は、静かに歩いてやって来る」
丸腰の乃木を迎えるシュウは、リュウと瓜二つの顔に驚く。乃木はその反応に疑念を抱くが、再びシュウへ目を向け、はっとする。その背後に男の姿が…。乃木の視線の先へ、銃身が入ってくる。
シュウに銃を突き付けていたのは、なんとチンギス(Barslkhagva Batbold)だった! すかさず乃木も警察官の銃を奪う。
ノコルは街から空港までを最大の難所と考え、チンギスに連絡していた。しかも、第1シーズンで野崎にしてやられたパトカーの鍵抜きを、今度は自ら実践。トレンド1位をさらった援軍は、追跡の足まで封じていた(このアイデアは本人の提案。舞台裏は「VIVANT-Adventure Log-」(TVer)の「V_Log#21」で)! さらに、自動通訳機の声を担当するのは大塚明夫。「渋すぎる」と視聴者も沸いた。頼もしさは、声までスキがない。
シュウを人質に押さえた車内で、黒須は奪われていた乃木家の守刀を取り返す。だが、乃木に返そうとしたその刀を、廣瀬瑞樹(珠城りょう)が取った。刃を向ける先には、和田の命を奪ったシュウがいる。乃木が報復を制止。今はシュウたちが脱出のための「生命線」なのだ。
そこで刀の代わりに高田明敏(市川笑三郎)の言葉がシュウを斬る。「泣かされた」「高田の言葉良き」と視聴者にも刺さった、和田の仇への一撃だ。本放送後に生放送・生配信中のTBSラジオ『VIVANT 悪役会議室』には、廣瀬、熊谷一輝(西山潤)と共に登場。「別班らしい活動はしていない」との話も出たが、その謙遜も吹き飛ぶ迫力だった(熱演の舞台裏は「V_Log#21」でも)。
そのときチンギスのスマホにメールが届いた。画面を確認し、乃木に何かを伝えかけるが…。
バスは空港のバリケードへ。フロントガラスに押し付けられたシュウや同僚を前に、警察は撃てるのか? さらにフィルザが、乃木から届いた警告文を、東条が加工してくれた声で読み上げ、同僚を犠牲にしてまで従う任務なのかと突き付ける。
バリケードを突破し、ジェット機へ急ぐ一行。だが、チンギスは地上に残る。警察による機体への攻撃や滑走路の封鎖を防ぐためだ。
「さあ行け、偉大なるノゴーン・ベキの息子達よ」!
やむなくチンギスに地上を託し、乃木とノコルたちは機内へ。なおも攻撃を命じるハンに、ここで再びFが動く。ノコルは、もう“兄貴”の見分けがつくらしい。
太田に声をシンシー館内へ流させ、直接ハンを挑発するF。第20話で掌握した本部と通信網が、ここでも効いてくる。そして響く「別班儀礼曲」。視聴者も驚いたその曲は、機内の別班員たちだけでなく、リュウや牢屋の野崎、ドラムにも届く。はたして、それぞれの表情は…?
「これで殉職した先輩方が俺らを守ってくれる」
その言葉には、共に帰路につく和田への思いも重なる。エンジンがうなり、機体が動き出す。Fは、機体に何かあればどうなるかをハンに突き付ける。
「撃てるもんなら撃ってみろ!」
ついに2機のプライベートジェットが空へ上がる。笑顔で見送るチンギスのもとには、パトカーが近づいていた。
■チンギスがついに援護! バルサーの銃の構え方にも注目「カッコいいんですよね」
“偉大なるノゴーン・ベキの息子”の窮地に、仲間たちが援護。チョッキーのプライベートジェットでゴルバド共和国から脱出した第21話。飯田和孝プロデューサーに撮影の裏話や反響について尋ねてみた。
第21話をご覧いただきまして、ありがとうございました。やはり台本の段階から、このエピソードはかなり熱い、と思っていたのですが、視聴者のみなさまのリアクションはそれ以上でした。なんといってもハイライトは、チンギスが助けに来るところです。ここまでずっと別班の前に憎々しく立ちはだかっていた周に銃を突きつける姿に、「チンギスー」と声を上げた人も多かったんじゃないでしょうか?
実は監督をはじめスタッフたちと一緒に、毎話リアタイしているのですが、チンギス登場の瞬間はカメラワークに合わせて「くるよくるよくるよチンギスくるよ…きたー」なんて声を上げてしまって(笑)。しかも、チンギス役を演じるバルサーさんの銃の構え方がカッコいいんですよね。第1シーズンからそうだったんですが、バルカ1の警察官であるチンギスの凄みは、立ち方や仕草、銃の構え方など、細部からくるものでもあるんです。実は、U-NEXTですでに配信されているサイドストーリーでは、チンギスにある電話がかかってくるところでストーリーが終わるんですが、第21話と合わせてみてもらえると、より熱くなってもらえるかと思います。
その後のバスの中のシーンでは、別班の静かな怒りがひしひし伝わってきていて、とてつもないパワーが充満していたシーンでした。もちろんみなさんの力強いセリフも素晴らしかったんですが、目のお芝居が特にすごくて、極限を超えた人間たちが目に宿す何かすさまじい闘気というか、覇気のような、言葉では表せない表現をされていました。別班みんなで綿密にプランを練っているわけではなく、それぞれが大事にしているものが軸のところで繋がっていて、呼応するように高め合っているんだろうなと。実は振り返ってみると、別班がまとまって攻撃に転じることはあまりなかったので、エネルギー溢れるシーンになりました。
さて、明日の夜は第22話、早いものであと3回で終わりです。ここからドラマは最終盤に入っていきますので、ぜひプロ野球の日本シリーズから、TBSをお楽しみいただければと思います。ちなみにですが、MLBオールスター、アジア大会と今年を彩るビッグなスポーツイベントとコラボしてきたVIVANT、当然絡まないわけにはいきません!元高校球児として、野球ファンの皆さまへの最大限のリスペクトを込めて、VIVANTな日曜の夜を彩らせていただきます。よろしくお願い申し上げます!
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ところが、仕掛けた地点の直前でバイクと車が停止。ポイントBを過ぎると、別の基地局の電波が入るのだ。電話のためだと見抜いたFは、車両を引き返させる。追手の車が動き出す瞬間、Fの指示で東条が起爆。今度は捉えた! 第20話の失敗続きで浮上した“東条裏切り説”も吹き飛ばす一撃だ。爆発で吹き飛んだ車がバイクを巻き込み、リは瀕死の状態。Fは自ら現場へ急いだ。
リのスマホを指紋認証で開くと、発信履歴にはシュウ・ハオラン(漢字表記:周浩然/リンリン)の名があった。
追撃を断ち切っても、情報はすでに敵へ。別班員・和田貢(平山祐介)を死に追いやった一人であるリへの、Fの苛烈な報復をノコルが制する。炎を背に向かい合う2人に、視聴者から「かっこよすぎて痺れた」といった声があふれた。そして、トレンド入りまで果たした問い掛けが飛び出す。
「お前、誰なんだ」
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それでもハンは、脱出先を絞り込む。浮上したのは、タイの有名実業家、チョッキー・テーパーニット(Ohm-Tanapak/オーム・タナパック/声・鬼頭明里)のプライベートジェット。検問の設置に加え、渡航差し止めまでゴルバド政府側に要求したが、国の利益になる来訪だとして拒否された。この拒否も、第19話で語られた読みどおりだ。
廃工場では、田代とエージェントのナティック(Ruslan Huseynov/声・浪川大輔)らが、中国人労働者の通勤バスを装って移動する準備を整えていた。作業着にIDカード、別班員の傷を隠すメイク担当者までいる。同じ会社のバスが鉢合わせしないよう、本物の出発を遅らせる手も打ってあった。田代の周到な準備を評価するF。一方の田代は、いつもの乃木とは違う雰囲気に少々戸惑いぎみだった。
準備を整えて検問へ向かうが、予想以上の渋滞で進めない。そこへ、本物のバスが想定より早く出発したとの知らせが。鉢合わせが迫るうえ、待ちきれない車が次々と列を離れ、後方のバスを警官の目から隠す車まで減っていく…。
そのころ、リュウ・ミンシュエン(漢字表記:劉銘軒・堺/三役)は、警視庁公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)の牢屋へ。核融合研究者エリシャ・ママドフ(Manaf Dadashov)の娘の正体を突き止めた“褒美”だ。野崎のエージェント・ドラム(富栄ドラム)を麻酔銃で眠らせ、監視カメラを切り、看守も退出させる。野崎に顔を近づけるリュウに、視聴者も「何か伝えたよね?」と反応。“褒美”の時間にも、油断は禁物だ。
一方、検問前では視聴者までやきもきさせた「本物のバス」が迫り、車内では強行突破の準備が始まる。そこでFから乃木へ交代。慎重に判断しないと地元住民に被害が出るからだ。警察官に通訳を求められた乃木は、中国語で仲間に呼び掛ける。警察官たちが理解できないのを利用し、運転手を務める元公安部の諜報員でテントのモニター(協力者)・新庄浩太郎(竜星涼)への指示も織り交ぜていく。
ようやく通過できるかと思った瞬間、シュウとシンシーの兵士たちが現れた。黒須駿(松坂桃李)らを拷問していた男に、変装は通用しない。
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警官たちがバスを囲み、銃口を向ける。だが乃木は、市民を巻き込まないよう、相手が撃つまで攻撃しないことを指示。自らバスを降りようとした時、ノコルが声を掛けた。「大丈夫だ…偉大なるノゴーン・ベキの息子よ」…聞き覚えのあるせりふだが? 続けてモンゴル語でひと言。
「好機は、静かに歩いてやって来る」
丸腰の乃木を迎えるシュウは、リュウと瓜二つの顔に驚く。乃木はその反応に疑念を抱くが、再びシュウへ目を向け、はっとする。その背後に男の姿が…。乃木の視線の先へ、銃身が入ってくる。
シュウに銃を突き付けていたのは、なんとチンギス(Barslkhagva Batbold)だった! すかさず乃木も警察官の銃を奪う。
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その後のバスの中のシーンでは、別班の静かな怒りがひしひし伝わってきていて、とてつもないパワーが充満していたシーンでした。もちろんみなさんの力強いセリフも素晴らしかったんですが、目のお芝居が特にすごくて、極限を超えた人間たちが目に宿す何かすさまじい闘気というか、覇気のような、言葉では表せない表現をされていました。別班みんなで綿密にプランを練っているわけではなく、それぞれが大事にしているものが軸のところで繋がっていて、呼応するように高め合っているんだろうなと。実は振り返ってみると、別班がまとまって攻撃に転じることはあまりなかったので、エネルギー溢れるシーンになりました。
さて、明日の夜は第22話、早いものであと3回で終わりです。ここからドラマは最終盤に入っていきますので、ぜひプロ野球の日本シリーズから、TBSをお楽しみいただければと思います。ちなみにですが、MLBオールスター、アジア大会と今年を彩るビッグなスポーツイベントとコラボしてきたVIVANT、当然絡まないわけにはいきません!元高校球児として、野球ファンの皆さまへの最大限のリスペクトを込めて、VIVANTな日曜の夜を彩らせていただきます。よろしくお願い申し上げます!
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