
経済産業省は外国の不公正な貿易規制をまとめた「不公正貿易報告書」を公表しました。今回は中国の過剰生産を背景にEUやカナダが踏み切った鉄鋼製品への関税引き上げ措置などが新たに盛り込まれました。
「不公正貿易報告書」は経済産業省が毎年、WTO協定などの国際ルールに照らしてそれぞれの国の貿易規制を分析し、問題点を公表しているものです。
これまで、▼中国による日本産水産物の禁輸措置や、▼アメリカによる関税引き上げなど、国際ルールに照らして問題がある貿易上の措置について指摘し、経産省が優先的に取り組むとする案件を公表しています。
今回は世界の鉄鋼生産の半分を占める中国の過剰生産を背景に各国で産業を守る動きが広がるなか、▼EUやカナダによる輸入枠の縮小と鉄鋼製品への関税引き上げや、▼EUによる日本産の一部の鉄鋼製品の不当な安売りに対するアンチダンピング調査をめぐる懸念などについて新たに追加しました。
経産省は「外国政府への働きかけなどを通じて問題解決を図っていきたい」としています。
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