日本時間あす、アメリカの中間選挙の投票日を迎えます。野党・民主党が勢いを増しているとみられるなか、トランプ大統領は激しい攻撃を続ける反面、焦りの色も見えています。
3日に迫った、トランプ政権の“中間テスト”と言われる、中間選挙の投票日。
各種の調査によりますと、▼下院では民主党が過半数をうかがい、▼上院では接戦の情勢ですが、最終盤にかけて民主党が勢いを増しているとみられています。
劣勢を跳ね返したいトランプ大統領は1日、上院の接戦州の1つ、中西部のアイオワ州に入り、“民主党は共産主義だ”などと決めつけて激しく攻撃しました。
トランプ大統領
「アメリカを憎む共産主義者や、過激派たちが議会を支配することで、アメリカを乗っ取ろうとするのを阻止する。決してそんな事は起こさせない」
その後、カンザス州に移動し、対面では最後となる選挙集会に臨みました。
トランプ大統領
「私たちが最も得意なこと、11月3日に勝って勝って勝つこと。これを成し遂げよう」
この2州で行われていた演説ですが、実は、トランプ氏は先月29日、取りやめを表明していました。
共和党の劣勢が伝えられる中、記者から体調に関して質問を受け、「遊説に乗り気ではないのでは?」と聞かれると、怒りをあらわにしました。
トランプ大統領
「そんな質問をするなんて、君は頭がおかしい。私の体調は完璧だ。君は吐き気がする、体を鍛えろ、君の外見は酷い」
結局、トランプ氏が投票直前に演説をしたのは、選挙情勢への強い危機感の裏返しと言えそうです。
しかし、民主党側も盤石とは言えません。
激戦州・ミシガン州では、野党・民主党のスティーブンス下院議員が、与党・共和党のロジャース元下院議員への上院選での支持を表明したのです。
民主党 スティーブンス下院議員
「共和党のマイク・ロジャース氏を上院選で支持します」
その原因ですが、同じ民主党であるにもかかわらず、スティーブンス下院議員が、急進左派の民主党候補・エルサイード氏とイスラエル政策で対立したからです。
上院での多数派奪還を目指す民主党にとっては、党内の融和が課題になっていましたが、投票日直前に亀裂があらわになり、共和党を利する形となりました。
この事態は、日本時間あす夜に始まる投票に、どのような影響を与えるのでしょうか。
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