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【ドラフト】社会人屈指の外野手・柴﨑聖人 憧れは“超人”、大学時代は指名漏れも家族と亡き恩師に誓う恩返し

スポーツ
2026-10-18 12:01

プロ野球選手への扉が開かれる運命の日。22日のドラフト会議で指名を待つのは、走攻守三拍子そろった社会人屈指の外野手、王子・柴﨑聖人(24)だ。大学時代にはリーグ通算105安打を記録するも、指名には至らず。それでも社会人野球に舞台を移すと、1年目の都市対抗野球大会で2本塁打を放つ鮮烈な印象を残し、若獅子賞を獲得した。着実に実績を積み重ね、さらなる成長を遂げた柴﨑が、プロ入りへ再挑戦する。


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大学時代の指名漏れを乗り越え、社会人で飛躍

兵庫県伊丹市出身。阪神などで活躍し“超人”の愛称で親しまれた糸井嘉男さんは、幼い頃から憧れの存在だった。「自分と体のサイズが違いますけど、(糸井さんのような)走攻守レベルの高いプレーを目指していました」。


岐阜第一高から大阪経済大へ進学した柴﨑は、大学時代にリーグ通算105安打をマークするなど、確かな実績を残した。しかし、ドラフトでは指名漏れを経験。それでもプロへの挑戦を諦めることなく、社会人野球の道へ進んだ。


王子に入社すると、1年目から外野手のレギュラーを獲得。まさに、走攻守三拍子そろったプレーでチームに貢献し、昨年の都市対抗では5試合で2本塁打を記録した。チームの優勝に貢献するとともに、同大会で最も活躍した新人選手に贈られる若獅子賞を受賞。さらに年間ベストナインにも選ばれ、社会人野球の舞台で存在感を示した柴﨑は、再びドラフト候補に名乗りを上げた。


今だから分かる家族の支え

「小さい頃は、家の近くで素振りしたりとかが自分的にはあまり嬉しくなかったというか。一人でやるぶんにはいいですけど、親とやると言われるので。面倒だと思うこともありました」


だが、今になって家族の支えの大きさを実感している。中学時代はもちろん、岐阜第一高に進学後も、試合の応援に駆けつけ、車での送り迎えなど野球に打ち込める環境を整えてくれた家族。「一番応援してくれているのは親だと思うので、いい報告ができるように頑張りたい」。その存在が、柴﨑のプロ入りへの思いを強くする。


両親と亡き恩師へ、プロで結果を残して伝えたい思い

大学時代に指導を受けた元阪神コーチの高代延博監督への思いも大きい。昨年亡くなった恩師への感謝もプロ入りを目指す原動力となっている。「大学の時に僕は指名漏れでプロにいけなかった。約束じゃないですけど、プロに行って活躍することが恩返しにもなるかなと思う」。


大学時代の指名漏れを乗り越え、社会人野球で掴んだ自信と実績。そして、再び巡ってきたプロ入りのチャンス。憧れの選手のように走攻守で魅了し、支えてくれた人たちに活躍する姿を届けるために。柴﨑は両親と亡き恩師への感謝を胸に、夢の実現に向けて再び、“運命の一日”を待つ。


■柴﨑聖人(しばさき まさと)
2002年4月4日生まれ。兵庫県伊丹市出身。身長173cm体重83kg。外野手、右投左打。岐阜第一高で甲子園出場はなし。大阪経済大に進学しリーグ通算105安打。王子に入社後、1年目からレギュラーに定着。25年都市対抗では5試合で2本塁打を放つなど、チームの優勝に貢献し若獅子賞を獲得。同年社会人野球の年間ベストナインにも選出された。今年は社会人日本代表に選出され、第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)で銀メダルを獲得した。
 


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