
1976年のデビュー小説「限りなく透明に近いブルー」で第75回芥川賞を受賞し、長く活躍していた小説家の村上龍さんが、今月17日に自宅で亡くなったことが分かりました。74歳でした。事務所の訃報によれば「葬儀におきましては家族として執り行われました」とされています。
【写真を見る】【 訃報 】村上龍さん(74)死去 24歳でのデビュー作「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞 自作「トパーズ」「KYOKO」では映画監督も
合わせて「『限りなく透明に近いブルー』に始まり 常に若い世代に向けて衝撃的な作品を発表し続けた村上龍氏の早すぎる逝去の報せを受け 深い逃しみに堪えません」「時代のトップランナーとして疾走した同氏の安らかな眠りをお祈り申し上げます」と、村上さんの在りし日を偲んでいます。
村上龍さんは1952年長崎県生まれ。1976年、大学在学中に執筆したデビュー作「限りなく透明に近いブルー」で第19回群像新人文学賞および第75回芥川賞を受賞。単行本・文庫を含め約350万部という大ヒットを記録しました。
その後、1980年「コインロッカー・ベイビーズ」で、コインロッカーに捨てられて生き延びた2人の少年の破壊的な生き様を描いて第3回野間文芸新人賞を受賞。バブル期の東京を舞台に女性たちの孤独と渇望を描いた「トパーズ」・少女の再生の旅を描いた「KYOKO」では、村上さん自らが監督・脚本を務めて映画化を果たし、国内外で大きな話題となりました。
1994年〝第二次世界大戦で日本が降伏しなかった世界〟を舞台にした「五分後の世界」を発表。2003年には〝好きなこと〟を入り口に600種類以上の職業を紹介した「13歳のハローワーク」が180万部を超えて注目を集めました。そして2005年には侵攻される日本を舞台に様々な人間たちの生き様を描いた「半島を出よ」で第58回野間文芸賞と第59回毎日出版文化賞を受賞しました。その他、「愛と幻想のファシズム」「希望の国のエクソダス」「悪魔のパス 天使のゴール」など、独特の視点と鋭い文体で数多くの作品を精力的に発表。国内外から注目を集めていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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