エンタメ
2026-10-22 12:00
1万4000人に及ぶ応募があった俳優オーディションのドキュメンタリー番組『THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-』が、10月1日より映像配信サービス「Lemino」で独占配信されている。今回、メインパートナーとして審査にも参加する山田孝之と、企画・プロデュースとパートナーを務める俳優の阿部進之介にインタビューを実施。多くの応募者を目の当たりにしての率直な思いから、オーディションと向き合って気づいたことなどを2人のそれぞれの視点から語ってもらった。
【写真】二宮和也ら…オーディションのゲストパートナーとして出演する豪華俳優陣
■1万4000人の応募は「予想していた」 未経験者の挑戦に手応え
――1万4000人もの応募を目の当たりにして、率直にどんなことを思われましたか?
【山田】プロジェクト的に1万人を超えるのは覚悟していたというか、予想はしていました。でも、初めてお芝居をしたという方がいっぱいいらっしゃって、それだけでもう成功だなと。やったことのないことをやってみるという第一歩目を、多くの人がチャレンジしてくれましたから。
【阿部】俳優をやりたい人間がこんなにいる、もしくは普段からやっている人がたくさん応募してくださった。俳優の総数って、なんとなくは言われていましたが数値化されていなかったじゃないですか。こんなに俳優がいるんだったら、いい俳優は絶対いると思って、最初それで「よし」と思いました。
――それだけ審査も膨大な数になりました
【山田】我々は短編映画のプロジェクトもやっていたので、その大変さは分かっていました。ひたすら映像を見て。でも、大変だからやらないだと、新しいことや面白いことはできないですから。
■「ここまで芯を食った芝居の話って、普段はしない」
――今回の『THE OPEN CALL』で審査をされて、ご自身の演技観や作品への向き合い方について、変化や再認識したことはありますか?
【阿部】「これが俺だったら」と考えながら見ることも多いですし、自分の演技について再認識することが多かったかもしれないです。
【山田】ここまで芯を食った芝居の話って、俳優同士で集まっても普段はしないんです。でも今回は、芝居について芯を食った話をしないことには成立しない。だからこそ、いろんな考え方やアプローチの仕方があるなと感じたり、いろんなゲストが出てくれている中で、「そういうやり方もあるのか」という発見もありました。
――若い応募者の方々の姿から、ハッとさせられたことはありましたか?
【山田】僕は役を入れる時に、これまで生きてきた価値観を自分から追い出すみたいな感覚なんです。それを単に言葉で「自分を追い出す」って伝えるんだけど、「“自分を追い出す”という作業が難しい」と言われて…。自分はそれをずっとやってきたから、初めて客観的に「自分を追い出すって難しいんだな」って気づきました。
【阿部】そりゃ難しいでしょ(笑)。みんな自分本位に生きていると思うんですけど、視点を変えるというか、そういう作業なのかもしれない。人それぞれ、いろんなアプローチがあって、いろんな俳優の話を聞いているのも面白いです。
――ムロツヨシさんら、これまでで共演経験が多い方もゲストにいらっしゃいましたが、お芝居のお話を真剣にされたのは初ですか?
【山田】普段は全くしないですね。
【阿部】でも僕は映画『クローズZERO II』で共演した後、「いやーやっぱ孝之凄いな」と思って、2人で飲んでる時とか飯食ってる時に普通に聞いてましたね(笑)。マインドの話や、細かいスキルも含めていろんなことを聞いて、「ほほう」と思いながらポケットに入れて帰ったことは何回もありますよ。
■『俳優って何?』を追求「それを見せるためにはこの作り方がベスト」
――夢を追う1万4000人の候補者を審査する中で、ご自身の過去を思い出されたことなどはありましたか?
【阿部】10代、20代ぐらいの時は情熱があって、でも演技する機会もそんなになくて。その中でどうしても夢を掴みたいという熱量みたいなものは、すごく思い出す部分はありました。でも、その熱量の使い方が芯を食ってるかどうか。審査する中で「分かるよ」と思いながら、「ごめん」って思ってました。
【山田】僕は若い時からずっと“いつ辞めても後悔ないように楽しんでいこう”と思っているので「いやいや、もっと力抜いてなんか楽しめばいいのに」みたいに言っちゃうんですけど、「そんなことできない」ってみんなに言われます。今回も「なんとしてでもいい芝居して勝ち残るんだ」みたいな。でも、あくまで一つのオーディション。いっぱいみんなオーディションを受けてきているから、別にこれに受かるか受からないかは関係なくて。最終的に落ちてキャストには入れなかったけど、これをきっかけにオファーがたくさん来る人もいるはずです。
――今回は脚本の役に合う人を探すのではなく、「オーディションで受かった俳優に当て書きをする」という手法ですが、その難しさはありますか?
【山田】逆に簡単だと思います。「俳優って何だ?」ということを探求しているので、そこを見せるためにはこの作り方がベストだと思っています。“いい俳優”って当たり前ですけど、ちゃんと“いい人”であることも重要。あとは見た目も含めて自分の個性をどう活かすか。それを理解している人っていうのは、当て書きするうえでも魅力的だなと思います。
【阿部】みんなで選ぶとなると好みも出てきますが、やっぱり“強烈に惹きつけられる人”っていうのは一致するんです。それが「なぜそうなのか」を分解していく、それがこの番組の面白さでもあると思うので、ぜひ見てもらいたいです。
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■1万4000人の応募は「予想していた」 未経験者の挑戦に手応え
――1万4000人もの応募を目の当たりにして、率直にどんなことを思われましたか?
【山田】プロジェクト的に1万人を超えるのは覚悟していたというか、予想はしていました。でも、初めてお芝居をしたという方がいっぱいいらっしゃって、それだけでもう成功だなと。やったことのないことをやってみるという第一歩目を、多くの人がチャレンジしてくれましたから。
【阿部】俳優をやりたい人間がこんなにいる、もしくは普段からやっている人がたくさん応募してくださった。俳優の総数って、なんとなくは言われていましたが数値化されていなかったじゃないですか。こんなに俳優がいるんだったら、いい俳優は絶対いると思って、最初それで「よし」と思いました。
――それだけ審査も膨大な数になりました
【山田】我々は短編映画のプロジェクトもやっていたので、その大変さは分かっていました。ひたすら映像を見て。でも、大変だからやらないだと、新しいことや面白いことはできないですから。
■「ここまで芯を食った芝居の話って、普段はしない」
――今回の『THE OPEN CALL』で審査をされて、ご自身の演技観や作品への向き合い方について、変化や再認識したことはありますか?
【阿部】「これが俺だったら」と考えながら見ることも多いですし、自分の演技について再認識することが多かったかもしれないです。
【山田】ここまで芯を食った芝居の話って、俳優同士で集まっても普段はしないんです。でも今回は、芝居について芯を食った話をしないことには成立しない。だからこそ、いろんな考え方やアプローチの仕方があるなと感じたり、いろんなゲストが出てくれている中で、「そういうやり方もあるのか」という発見もありました。
――若い応募者の方々の姿から、ハッとさせられたことはありましたか?
【山田】僕は役を入れる時に、これまで生きてきた価値観を自分から追い出すみたいな感覚なんです。それを単に言葉で「自分を追い出す」って伝えるんだけど、「“自分を追い出す”という作業が難しい」と言われて…。自分はそれをずっとやってきたから、初めて客観的に「自分を追い出すって難しいんだな」って気づきました。
【阿部】そりゃ難しいでしょ(笑)。みんな自分本位に生きていると思うんですけど、視点を変えるというか、そういう作業なのかもしれない。人それぞれ、いろんなアプローチがあって、いろんな俳優の話を聞いているのも面白いです。
――ムロツヨシさんら、これまでで共演経験が多い方もゲストにいらっしゃいましたが、お芝居のお話を真剣にされたのは初ですか?
【山田】普段は全くしないですね。
【阿部】でも僕は映画『クローズZERO II』で共演した後、「いやーやっぱ孝之凄いな」と思って、2人で飲んでる時とか飯食ってる時に普通に聞いてましたね(笑)。マインドの話や、細かいスキルも含めていろんなことを聞いて、「ほほう」と思いながらポケットに入れて帰ったことは何回もありますよ。
■『俳優って何?』を追求「それを見せるためにはこの作り方がベスト」
――夢を追う1万4000人の候補者を審査する中で、ご自身の過去を思い出されたことなどはありましたか?
【阿部】10代、20代ぐらいの時は情熱があって、でも演技する機会もそんなになくて。その中でどうしても夢を掴みたいという熱量みたいなものは、すごく思い出す部分はありました。でも、その熱量の使い方が芯を食ってるかどうか。審査する中で「分かるよ」と思いながら、「ごめん」って思ってました。
【山田】僕は若い時からずっと“いつ辞めても後悔ないように楽しんでいこう”と思っているので「いやいや、もっと力抜いてなんか楽しめばいいのに」みたいに言っちゃうんですけど、「そんなことできない」ってみんなに言われます。今回も「なんとしてでもいい芝居して勝ち残るんだ」みたいな。でも、あくまで一つのオーディション。いっぱいみんなオーディションを受けてきているから、別にこれに受かるか受からないかは関係なくて。最終的に落ちてキャストには入れなかったけど、これをきっかけにオファーがたくさん来る人もいるはずです。
――今回は脚本の役に合う人を探すのではなく、「オーディションで受かった俳優に当て書きをする」という手法ですが、その難しさはありますか?
【山田】逆に簡単だと思います。「俳優って何だ?」ということを探求しているので、そこを見せるためにはこの作り方がベストだと思っています。“いい俳優”って当たり前ですけど、ちゃんと“いい人”であることも重要。あとは見た目も含めて自分の個性をどう活かすか。それを理解している人っていうのは、当て書きするうえでも魅力的だなと思います。
【阿部】みんなで選ぶとなると好みも出てきますが、やっぱり“強烈に惹きつけられる人”っていうのは一致するんです。それが「なぜそうなのか」を分解していく、それがこの番組の面白さでもあると思うので、ぜひ見てもらいたいです。
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