イギリスのリーブス財務相が中国を訪れ、経済分野を担当する何立峰副首相と会談しました。経済や金融の分野で協力を強化していく方針で一致したということです。

中国を訪問しているイギリスのリーブス財務相は11日、6年ぶりに開かれた両国の経済・金融対話に出席しました。

中国国営の新華社通信によりますと、会議には経済分野を担当している何立峰副首相が出席し、「中国はイギリスと意思疎通や対話を強化し、経済や金融の分野での協力を拡大していきたい」などと述べたということです。

これに対してリーブス財務相は「イギリスと中国の経済や金融分野での実務的な協力や互いを尊重する関係を強化したい」などと応じたということです。

去年11月、ブラジルのリオデジャネイロで開かれたG20＝主要20か国の首脳会議では、イギリスのスターマー首相と中国の習近平国家主席が会談していて、関税を引き上げる姿勢を示すアメリカのトランプ政権が誕生する前に経済連携の強化について確認する狙いがあるものとみられます。

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