きのう夜、神奈川県相模原市で、フードデリバリーの配達員が立て続けに襲われた2つの事件。現場には凶器とみられる金属バットが残されていました。

現場に散乱したおにぎりや飲み物。2つの事件はいずれも“配達員を呼び出すための注文”だったとみられています。

40代の配達員（1件目の事件の通報）
「配達に伺ったところ、いきなり金属バットで殴られた」
20代の配達員（2件目の事件の通報）
「襲われた。バットで殴られた」

鑑識課員が入念に調べているのは、凶器とみられる金属バットです。

きのう夜、相模原市でフードデリバリーの配達員2人が立て続けに襲われました。

記者
「1件目の現場です。配達員が配達先を探していたところ、どこからともなく現れた男に、公園に案内されたといいます」

男
「こっちです」

配達員が男と公園の中央付近まで来ると、突然背後に別の男が現れ、“棒状のもの”で複数回殴られました。

1人が声をかけ、もう1人が後ろから襲う。

この1時間後、近くの住宅街でも同じような事件が起きます。

別の配達員が指定された配達先に到着すると、家の前に男が1人。

男
「金額はいくら」

配達員が確認のため、スマートフォンを操作していると、同じく後ろから、別の男に殴られたということです。

いずれの事件も配達員は軽傷で、奪われた物はありませんでした。

凶器とみられる金属バットの近くには、持ち運びに使われたのでしょうか、バットケースも確認できます。

近隣住民
「ビンを割るみたいな音がして。白い（服の）やつが走っていった後、グレーの服のやつが猛ダッシュで逃げて行った。（被害者の配達員が）突き当たりに立って電話をしていた、『襲われました』と」

捜査関係者によりますと、逃げた2人組は10代から20代の男とみられ、警察は同一犯の可能性もあるとみて行方を追っています。

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