
東京都墨田区でタオル類などの繊維製品卸売業を運営する「曽我(株)」が、事業を停止し、東京地裁へ破産申請を行う準備に入りました。
負債総額は2026年2月期決算時点で約11億8329万円に上るということです。
【写真を見る】【倒産情報】設立49年 繊維製品の卸売業が破産申請へ ピーク時は23億円超える売上高を計上も…コロナ禍や円安の影響で赤字に 墨田区【東京商工リサーチ】
創業1977年の老舗 ピークの売上高は23億円超
東京商工リサーチによりますと、曽我(株)は1977年に設立。
家庭用から業務用まで幅広いタオル類のほか、年賀などの進物向け需要を取り込んでいました。
中国に工場を設置して日本製高級タオルと価格競争力のある現地生産品との棲み分けを図るなどして経営地盤を固め、2019年2月期にはピークとなる売上高、約23億3966万円を計上していました。
コロナ禍や円安による仕入コスト上昇が追い打ち…事業継続を断念
しかし、その後は「新型コロナウイルス」感染拡大に伴い企業向け贈答品の需要が落ち込み、2021年2月期の売上高は約15億1080万円まで低下し赤字に転落しました。
近年は円安に伴う仕入コストの上昇などが影響して採算が悪化し、2024年2月期に約4億3206万円の赤字、2025年2月期にも約2億2838万円の赤字を計上し債務超過が拡大しました。
こうしたなか、支援を受けていた仕入先への決済条件変更などで資金繰りが急速に悪化し、新たな資金調達も困難なことから事業継続を断念したとみられます。
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