
言葉にする=言語化をテーマにした書籍『小学生でもできる言語化』が、子どもだけでなく大人からも注目されています。
【写真を見る】注目本!『小学生でもできる言語化』…上手に伝えるための“4つのポイント”とは?【THE TIME,】
できる?写真の光景を「言語化」
感動した時や面白かった時に、言葉でどう伝えているのか子どもたちに聞いてみるとー
「ビックリした時に『ヤバい!』みたいな感じで」(小4女子)
「有名人とかがいたら『ヤベえ』って。自分もよくわからなく使っている」(小6男子)
40代母親:
「今の子どもたちは何かがあったらすぐに『ヤバい』って言う」
では、「言葉にする=言語化」がどのくらいできるのか?子どもに写真を見せて、言葉で説明してもらいました。
用意したのは、「足を揃えてお座りしている猫が、地面にいる亀に顔を近づけている」写真です。
小4女子:
「ネコが亀に…ペロペロしてる。なんか見つめ合ってる」
子どもの説明を聞きながら絵を描いてもらった母親(40代)は「何それ!?以上?」とお手上げの様子。子ども自身も「伝えるの難しい」ともらしていました。
逆に、別の写真で大人にも同じことをしてもらうとー
30代母親:
「ペンギンが3匹で、真ん中が前」
小4女子:
「どういうこと!?」
母親も「言葉だけで写真の絵を伝えるのは改めて難しいと思った」と言語化の難しさを実感していました。
言語化ができない人「4つのパターン」
子どもも大人もちょっと苦手な「言語化」ですが、3月に発売され早くも3度重版をするなど注目されているのが『小学生でもできる言語化』(1760円)。
著者は、人気ショートショート作家の田丸雅智さん。小学生の国語の教科書に「文章の書き方講座」が掲載される“言語化のプロ”です。
そんな田丸さんに、「やばい」が口癖の現役大学生・THE TIME,マーケティング部の国本梨紗部員(23)が言語化のコツを教えてもらいました。
まずは、「写真を言語化して伝える」ことにチャレンジ。国本部員の説明をもとに、田丸さんが絵を描いていきます。
写真は海辺の町を俯瞰で撮影したもの。手前には住宅街が広がり、その奥の海には大きな島が見えます。
果たしてどんな説明になるのかー
国本部員:
「手前は住宅街。右手の少し奥に小高い山のような島のようなものがあって形はナウシカに出てくる王蟲(オーム)のような。奥の方に山があるので、真ん中に湖があるのか、入り江のようになっているのか。向こう岸には山が…」
田丸さん:
「岸?向こう岸?描いていたのと矛盾し始めた!」
国本部員:
「雲40%で、島のてっぺんに電波塔のようなものがある」
結果、田丸さんが描いた画は写真とは全く違う風景に…。
何が問題なのか?田丸さんによると、言語化に課題がある人は大きく分けて4パターンあります。
【1】大きい言葉ばかりを使ってしまう
【2】全然、言葉にできない
【3】説明が足りない・多すぎる
【4】うまく言葉にできる時とできない時がある
国本部員は「説明が多すぎる」ために、うまく伝わらなかったのです。
言語化に必要な「4つのポイント」
上手に言語化するために必要なのは“4つのポイント”です。
▼1【全てを書き出す】
⇒まず説明したいものを確認するため「見たままのこと」と「感じたこと」をすべて箇条書きに
▼2【主役を決める】
⇒最も伝えたいもの(主役)を決めて、関連するものにマルをつける。国本部員は「海に浮かぶ島」を主役に、書き出した情報を整理していきます。
▼3【文章を作成】
⇒主役に関連するものを文章に整える。相手に伝えることを前提に「ですます」調に
<画像の右側寄りに島があり、形はナウシカに出てくるオームのような半だ円で、木々が生い茂っています。その島の左横には小さな島々があります。半だ円のてっぺんには、小さな電波塔もあります>
▼4【お試し再生】
⇒書いた文章を初めて見た気分になって、どんな景色か頭の中に思い浮かべる。田丸さん曰く「本当にこの情報が必要かな?という時間」
国本部員は電波塔の情報などを削って修正。続いて他の要素も同じように文章にしてお試し再生を繰り返し、1時間半後に文章が完成しました。
<画像の右側寄りに島があり、形は半だ円で深い緑の木々が生い茂っています。その島の左横には岩のような小さな、大きさがバラバラの島々が4つほどあります>
<手前には家がたくさん並んだ街があります。空は晴れていて水色ですが、薄い雲がかかっています。海の向こう岸には低い山々が連なっています>
最初の説明と比較してみると、細かすぎる情報はなくなり必要な情報がきちんと整理されています。
ちなみに完成した文章通りに田丸さんが絵を描いてみるとー
国本部員:
「おお!かなり近づいた!!」
田丸さん:
「言語化は“才能ではなく訓練”。最も大事なのは“続けること”です」
(THE TIME,2026年4月29日放送より)
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