イラン情勢の緊迫化で、事実上の封鎖が続いているホルムズ海峡について新たな情報です。商船三井の船舶が3日までに、ホルムズ海峡を通過していたことがわかりました。日本が関係する船舶が通過するのは戦闘開始後、初めてです。
【写真を見る】黒煙が立ちあがる中、さらに激しい爆発が…「橋攻撃の映像」
トランプ氏“イラン最大の橋を攻撃”「手遅れになる前に合意を」
黒煙が立ち上り、その場から多くの人たちが急いで立ち去ろうとする中、さらに激しい爆発が。
国営メディアによりますと、2日イランの首都テヘランと近郊のカラジを結ぶ高速道路の橋が“複数回攻撃を受けた”と報じました。
この攻撃で少なくとも8人が死亡。95人がけがをしたということです。
トランプ大統領のSNSより
「イラン最大の橋が崩れ落ちた。もう使われない。まだまだ続くぞ」
橋を攻撃したとする映像を投稿するとともに自身のSNSにコメントしたアメリカのトランプ大統領。イランへの圧力を強め、戦闘終結に向けた協議での合意を迫りました。
トランプ大統領のSNSより
「イランは手遅れになる前に合意を結ぶべきだ。さもなければ、偉大になりえるはずの国に何も残らないだろう」
その後の投稿でトランプ氏は、さらなる攻撃を示唆。
トランプ大統領のSNSより
「イランに残っているものを破壊する作戦はまだ始まったばかりにすぎない。次は橋、その次は発電所だ!新しい体制の指導部は何をすべきか分かっているし、それを迅速に実行しなければならない!」
橋は完成間近で、近く開通する予定でしたが、今回の戦闘のため延期となっていたそうです。
橋を建設した会社
「残念ながら橋は深刻な損傷を受け、ほぼ完全に破壊されています。被害額はまだ確定していませんが、国民の能力と技術者の知識を頼りに、この橋を速やかに再建し国民に捧げたい」
橋の攻撃を受けて、イランのアラグチ外相はSNSに壊れた橋の画像を投稿、アメリカを非難しました。
イラン・アラグチ外相
「民間の建造物を攻撃しても、イランの人々を降伏に追い込むことはできない。混乱に陥った敵の敗北と、道徳的な崩壊を示すに過ぎない。どの橋も建物も、より強固に再建されるだろう。決して回復しないもの、それはアメリカの地位へのダメージだ」
イラン軍の報道官も声明を出し、警告しました。
イラン軍の報道官
「 警告する。アメリカとシオニスト政権(イスラエル)は、イランからのさらに強力な攻撃を待つことになるだろう。アメリカやシオニスト政権に関連する経済、産業拠点や企業から距離を置くように警告する」
イラン革命防衛隊「アマゾン施設を攻撃」アメリカ企業に報復
一方、イランメディアは軍事精鋭部隊「革命防衛隊」が、中東バーレーンにあるアメリカのIT企業・アマゾンのデータセンターを攻撃したと報じました。
革命防衛隊
「スパイかつテロリストである、テクノロジー企業への最初の報復だ」
革命防衛隊は3月31日、 アメリカのITやAI関連企業などがアメリカとイスラエルの攻撃に関与しているとして、「正当な攻撃の対象になる」とする声明を発表していました。
商船三井の船舶が海峡を通過 日本関係船では初
こうした中、事実上の封鎖が続いている原油輸出の要衝・ホルムズ海峡。イランによる事実上の封鎖が続いていますが、一部の船舶については海峡を通過できたケースが出ています。
ブルームバーグ通信は、イラン側が通航料として原油1バレルあたり1ドル程度を徴収していると報じました。
そして3日夜、そのホルムズ海峡を商船三井のLNG=液化天然ガスを運ぶ船が3日までに通過したことが分かりました。
商船三井は、いつ、どのように通過したかや、船員の国籍などについて「安全上の理由から答えられない」としていますが、「船員と船舶の無事は確認している」とコメントしています。
戦闘の影響で、ペルシャ湾内にはこれまで45隻の日本関係の船舶がとどめられていましたが、海峡を通過するのは初めてです。
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