「冬アイス」という言葉も定着してきたと思いますが、冬にアイスにかける金額が伸びています。その背景には、各メーカーの“この時期ならでは”の挑戦があるそうです。
20年で約2倍!冬アイスの支出額
出水麻衣キャスター:
総務省家計調査によると、1月のアイスに対する支出額は「643円」となっています。
冬にアイスにかける金額が伸びていて、20年で約2倍になっているということです。
▼冬アイス 1月支出金額(総務省・家計調査2人以上の世帯)
・2006年:322円
・2025年:643円
背景には、物価高で単価が上がっていることなどもありますが、冬にアイスを食べるというのが習慣になりつつあるのかもしれません。
冬が旬?メーカーの挑戦期間で新作続々
出水キャスター:
これまで6万3000食のアイスを食べてきたという、アイス現場評論家のシズリーナ荒井さんによると、“アイスの旬は冬”なのだそうです。
実は、冬は寒さで体を温めようとエネルギーを求めて、濃厚で甘いものが食べたくなるということです。
最大の繁忙期である夏は、各メーカーが売れる商品を出すのがセオリーですが、逆に冬は、「新作アイスに挑戦できるお試し期間」で、“変わり種”や“濃厚系”などの新商品を投入しているということです。
ロッテの担当者は「新商品発売数は夏と冬でほとんど差が無くなってきた」としていて、夏に追いつく形で“冬アイス”が盛り上がっているということです。
井上貴博キャスター:
夏は子ども向けの商品が多い印象ですが、冬は「濃厚」「リッチ」など大人向けの商品が多いように感じます。
企業努力!季節によって“味わい”に変化
出水キャスター:
今季の冬アイスの新商品が、続々と登場しています。
▼赤城乳業(1月13日~)
「ガリガリ君リッチ ホワイトチョコチョコチョコチップ」194円
▼丸永製菓(2025年12月~)
「あいすまんじゅう Dessert フォンダンショコラ」237円
▼ロッテ(1月12日~)
「クーリッシュ ホイップクリーム」194円
クーリッシュは、季節によって「氷のサイズ」や「味わい」を変えているということです。
しゃりしゃり感を演出する氷を「微細氷」というのですが、冬は微細氷のサイズを小さくすることで、マイルドな冷涼感となめらかな食感にしています。
こうした変化をつけることで、“冬アイス”を楽しんでもらう努力をしているということです。
乳製品業界も冬アイスに“熱視線”
出水キャスター:
赤城乳業の「Sof’(ソフ)北海道ミルクバニラ」は、秋冬は乳原料を増やし、より濃厚にしているそうです。
ホクレンによると、気温が低い冬の方が生乳の脂肪分が高く濃厚なので、原料としても美味なのだそうです。
さらに、冬休みなどで給食用の牛乳の需要が減るため、ホクレン担当者は「北海道産牛乳の需要が増えることはありがたい。冬のアイスに今後も期待している」ということです。
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