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冷凍保存で約1万円節約? 良いことづくし「冷凍ストック鍋」が話題、正月食材を冷凍するなら今がおすすめ【Nスタ解説】

経済
2025-12-24 21:15

食材の冷凍保存で1か月9570円の節約!?もはや当たり前になっている食材の冷凍保存ですが、今こんな物の冷凍が話題のようです。


【写真で見る】食材別の冷凍術「肉はドレッシングと一緒に」


食べるときは煮込むだけ 話題の「冷凍ストック」のコツ

出水麻衣キャスター:
食材を冷凍保存することによって、節約アドバイザーの丸山晴美氏の試算では、1か月で9570円も節約することができるということです。
※大人2人・子ども2人の4人家族の場合

食材を無駄にせずに使い切ったり、安い時期に買って冷凍してまかなうことができるので、節約になるということなんです。

当たり前になっている食材の冷凍保存ですが、今は「冷凍ストック」が話題になっています。


白菜やニラ、きのこ類など、冷蔵庫にあるお好みの野菜をひたすら切って、ビニール袋に入れて冷凍します。

食べるときは凍ったまま煮込むだけで、簡単にお鍋の出来上がりです。

一度に同じメニューを大量に作って、凍らせて保存する「冷凍ストック」。

SNSには様々な「冷凍ストック」の投稿数が8万件以上もあり、人気はとどまるところを知りません。
※Instagramの投稿数より


そして、寒くなった今、「冷凍ストック鍋」が熱い視線を浴びています。

袋から出して火にかけるだけという手軽さのほかに、流行りの麻辣湯や味噌ラーメン鍋など、だし次第でアレンジでき、飽きがこないところも魅力の一つです。


2年ほど前から平日5日は冷凍ストックを活用する女性に、コツを聞きました。


冷凍ストック鍋を作る女性
「ニンジンとかだと、冷凍すると食感が変わってしまう。小さく切ることで食感が変わった感じを防げるので、切り方も工夫しています」


「1食あたり約15分は時短」旨味アップに風味もキープ

出水キャスター:
料理研究家の沼津りえ氏によると、冷凍ストック鍋は、コスパがいいそうです。

大きい鍋の野菜など食材をロスすることなく消費できるといいます。余りがちな白菜などを冷凍しておくことで、余すところなく使えるということです。

さらに、タイパもいいそうです。野菜は水分が多いですが、冷凍すると細胞が破壊されて、加熱時間が短くなるといいます。ほかには、味が染み込みやすいといった利点もあるということです。

沼津氏は「冷凍ストック鍋はまさに良いことづくし。1食あたり約15分は時短できる」と話しています。


食材別では、きのこ類も冷凍することによって旨味がアップし、貝類も旨味がアップするということです。

さらには、味噌を冷蔵庫に保存している人が多いと思いますが、冷蔵庫の温度だと発酵が進んでしまうそうなんです。

風味を損ないやすいので、冷凍しておくことで発酵のスピードを遅くすることができて、風味をキープ。さらには、お肉にもみ込むと柔らかくする効果もあるということです。


社会起業家 石山アンジュさん:
私も在宅ワークが多くて、昼は麻辣湯をよく食べます。冷凍ストックもよく作っています。


山形純菜キャスター:
鍋ではないですが、夏はスムージー用に野菜を切っておいて、リンゴやバナナを入れ、少し豆乳などを入れれば簡単にできるので、やっていました。


冷凍するなら「今」 価格が2~3倍にも

出水キャスター:
実は冷凍するなら「今」です。

クリスマスを越えると、スーパーはお正月モードに入ります。

肉は、和牛や地鶏などハイグレードな食材が増え、豚こま肉や鶏むね肉が少なくなって、少しコストもかかってきます。

野菜は、小松菜やレンコンや里芋や三つ葉など、お雑煮に使うようなものがお正月に向けて価格が2倍から3倍になることもあるということです。

今のうちに買っておいて、冷凍を活用するのがおすすめだそうです。


「肉はドレッシングと一緒に」食材別の冷凍術

出水キャスター:
どのように冷凍保存するのがいいのか、料理研究家の沼津りえ氏に聞きました。

まずは肉の冷凍術です。

トレーから外して、空気が入らないようにラップにくるみ、保存袋に入れます。これで、風味が損なわれないということです。

沼津氏によると、ドレッシングと一緒に保存するといいそうです。

油でコーティングすることによって乾燥を防ぎ、入っている酢で肉が柔らかくなり、味付けもできるということです。


そして、正月食材の冷凍保存について、節約アドバイザーの丸山晴美氏に聞きました。

数の子(味付け)は、だし汁と一緒に冷凍すると、プチプチ感を損なわないで冷凍ができるといいます。

カニは、キッチンペーパーで包むと、旨味が逃げ出すのを防止できるそうです。

殻の周りに結露の氷がつきがちですが、それがカニの身につくと旨味を洗い流してしまうので、解凍する際に吸い取ってくれるキッチンペーパーでくるむのがいいということです。


そして、いも類も冷凍保存した方がいいそうです。

アキダイの秋葉社長に聞くと、2025年は40年ぶりの不作ということで、サイズも小さいそうです。

料理研究家の沼津りえ氏によると、丸ごと袋に入れて冷凍するのがいいということです。

冷凍することによって、ホクホクや甘味が増します

さらに、冷凍したまま水に1分間つけると、手で皮がむけるようになるということでした。


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<プロフィール>
石山アンジュさん
社会起業家
“シェア”を通じて新たなライフスタイルを普及
政府の審議会委員や企業の社外取締役など幅広く活動


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