止まることのない値上げの波、食材高騰の影響で、“朝食”に使われる食材がいま、ピンチを迎えています。
【写真を見る】出演者が食べる朝ごはん 専門家にダメ出しされたのは…
朝食の食材 軒並み値上げ ホテルや外食に 学食廃止も
山形純菜キャスター:
朝食に使われる定番食材が値上がりし、様々な場所で影響が出ています。
【朝食がピンチ!? 4月から値上げや廃止も】
<京急EXイン 朝食料金>
改定前:1400円
改定後:1980円
<松屋 ソーセージエッグ定食>
改定前:490円
改定後:530円
<湘南鎌倉医療大学(HPより)>
原材料などの高騰で朝食提供廃止
和食も洋食もピンチ 朝食の“自炊指数”1.4倍に
家庭でもたまご、コメ、味噌、バターやパン、ソーセージなどといった朝食に使う食材が値上がりし、家計を圧迫しています。
未来調達研究所によりますと、朝食を自炊することで、どれくらいコストが上昇しているかを示す「朝食の自炊指数」は5年間で約1.4倍にも上昇しているということです。(2020年3月と2025年3月で比較)
例えると200円だったものが今は280円まで値上げしているというのです。
30代女性は「何かしら食べなきゃだけど、お米は手に入らないし、パンも高い…」と嘆きの声もありました。
朝食欠食で“ぽっこりお腹”に 出演者の朝食は何点?
食材の値上げによる家計への負担は増すばかりですが、朝食を控えるのは体によくありません。
名古屋文理大学の小田裕昭教授によりますと「朝食を抜き、あまり動かない生活を続けていると“ぽっこりお腹”の原因になりうる」といいます。
朝食を抜く生活をすると▼体内時計が乱れ、▼肝臓など臓器の働きに影響、▼脂肪が燃焼されにくくなるというのです。
朝日を浴びれば体内時計をリセットされると思いきや、それは脳だけで体の中は朝ご飯を食べることによってリセットされるということです。
皆さんの朝食を管理栄養士の渥美まゆ美先生に採点してもらいました。
【スポーツジャーナリスト・大阪芸術大学教授 増田明美さん】
・ごはん1膳
・キャベツポン酢炒め
・目玉焼き
・ミニトマト(1個)
・乳酸菌飲料
・ウインナー(1本)
渥美まゆ美先生の採点は…
「80点。バランスはとても良い。ただ食物繊維が少なめなので、フルーツヨーグルトやミニトマトを増やし、バナナなどもあるとさらに良くなります」
【井上貴博キャスター】
<基本パターン>
・バナナ(2本)
・干し芋(2枚)
・プロテイン
<時間があるとき>
・プレーンヨーグルト
・玄米ご飯(180g)
・納豆(1パック)
・キムチ
・生たまご
渥美まゆ美先生の採点は…
「60点。全部食べていたら、ほぼタンパク質と糖質になってしまう。タンパク質の量は大会前の選手くらいです」
【出水麻衣キャスター】
・ヨーグルト(イチゴ3~4粒・オレンジ1個入り)
・ポトフ(野菜8種とウインナー入り)
・食パン(1枚)
・リンゴ(半分)
渥美まゆ美先生の採点は…
「200点。理想の朝食です」
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<プロフィール>
増田明美さん
スポーツジャーナリスト
大阪芸術大学教授
「細かすぎる解説」が話題に
ロサンゼルス五輪 マラソン日本代表
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