E START

E START トップページ > 経済 > ニュース > スーパーでのコメ平均価格5キロ4217円 15週連続で高値更新 価格高止まりに“流通目詰まり” 中小の小売店 備蓄米入手は「ノーチャンス」

スーパーでのコメ平均価格5キロ4217円 15週連続で高値更新 価格高止まりに“流通目詰まり” 中小の小売店 備蓄米入手は「ノーチャンス」

経済
2025-04-21 23:05

備蓄米の放出から早1か月以上。そろそろ、価格が下がっても良い頃ですが、先ほど発表されたスーパーでの価格は、5キロあたり4217円となり15週連続で高値を更新しました。


記者
「お米がずらっと並んでいますが、すべてのお米、5キロで4000円を超えています」


今や物価高の主役となっている日本人の主食「コメ」。


先ほど発表されたスーパーでの平均価格は、前の週より3円高い、5キロあたり=4217円に。15週連続で高値を更新しましたが、値上がり幅は縮小傾向です。


関東にあるスーパー3店舗では、1か月前に4000円台を切るものもありましたが、最新の価格ではどこも4000円超え。備蓄米を放出する前より値上がりしていることになります。


こちらのスーパーでは備蓄米を求める人の姿が。


来店客(80代)
「高い。出てないもんね政府米の…備蓄米。10何万トン出てると言うけども、全然出てないですよ。どこ行ってるのか」


コメの値上がりを受けて、食べる回数を週2回に減らしたと言います。


来店客(80代)
「コメ好きだからよく買うんですけど、控えちゃいますね。4000円超えるとなかなか買いづらい。(Q.5000円になったら)食べないよね、それこそ」


4000円以下のコメを見かけることが少なくなった今、指摘されるのは備蓄米の“流通のあり方”です。


江藤拓 農林水産大臣
「(流通が)スムーズだというふうに私として申し上げるつもりはありません」


それもそのはず。1回目に放出した備蓄米およそ14万トンのうち、先月下旬までにJAなど大手集荷業者が引き取ったのはわずか4071トンで、そのうち卸売業者に渡ったのが2761トン。そして、スーパーなどの小売店や飲食店にたどり着いたのが、全体のごくわずか“0.3%程度にあたる”461トンにとどまったのです。


備蓄米の多くは大手スーパーを中心に出回っていて、中小の小売店などには十分に流れていません。


ベニースーパー本部 秋津友弥 本部長
「備蓄米に関してはノーチャンス。売ることはできない状況。付き合いのある問屋は一切持っていないので、私達は(備蓄米を)並べることができません」


おにぎりなどコメを使った商品を値上げするコンビニ各社では、▼セブン-イレブンは「玄米」を使用した冷凍おむすびを213円で順次販売。▼ナチュラルローソンはあすから一部店舗で白米から「もち麦」に、一部置き換えて売り出します。


健康志向に応えつつ、あの手この手でコメを安定的に届けたい考えです。


依然、値上がりが続くコメ。今後、価格の安定につながるかどうかは不透明です。


スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
「水道水がおいしい都道府県」全国1位は?“蛇口からミネラルウォーター”の地域も【ひるおび】
「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ