イギリス王室は、チャールズ国王の弟・アンドリュー氏の「王子」の称号などをはく奪すると発表しました。現在住んでいる邸宅からも退去することになります。
イギリス王室は30日、チャールズ国王が弟のアンドリュー氏の「王子」の称号や勲章などをはく奪する手続きを始めたと発表しました。
アンドリュー氏の名称は「アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー」となるとしています。
また、ロンドン郊外のウィンザー城の敷地内にある王室の邸宅「ロイヤル・ロッジ」からも退去させられ、東部サンドリンガムにあるチャールズ国王の私邸に移るということです。
アンドリュー氏をめぐっては、死亡したアメリカ人の資産家・エプスタイン氏による少女らへの性的虐待事件に関わった疑惑が指摘されています。
アンドリュー氏はこうした疑惑を否定していますが、イギリス王室は「国王はあらゆる虐待の被害者に対し、思いやりと心からのお悔やみを明確にしたいと望んだ」と説明し、今回の異例の措置に踏み切りました。
アンドリュー氏は今月17日に、性的虐待疑惑などの「継続的な非難が国王らの務めの妨げになっている」として、「称号や栄誉を使用しない」と発表していました。
一方、今月21日には、アンドリュー氏から性的虐待を受けたという、当時未成年で4月に自殺した女性が生前につづった回顧録が出版されています。
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