注目されていたトランプ大統領とプーチン大統領の電話会談は「一時停戦の合意」には至りませんでした。ゼレンスキー大統領は19日にトランプ大統領と電話会談する見通しです。
【写真を見る】北東部のスムイ州では病院が被害を受け、患者が避難
プーチン氏“30日間停戦”応じず 米ロの説明に食い違いも
トランプ大統領
「すばらしい電話会談だった。2時間近く、多くのことを話した。和平に向けた話だけでなく他のことも話した」
18日のプーチン大統領との電話会談を自画自賛したトランプ大統領ですが、その成果はというと、ロシア側は声明で、「ロシアとウクライナの双方が、エネルギー施設への攻撃を30日間停止する」というトランプ氏の提案にプーチン氏が合意したと発表しました。ただちに攻撃をやめるよう命じたとしています。
しかし、アメリカが提案していた肝心の30日間の停戦には応じませんでした。プーチン大統領は、停戦の条件として外国からのウクライナへの軍事支援と機密情報の提供を完全に停止することを求めたとしています。
トランプ大統領
「プーチン氏はそんな要求はしなかった。支援の話は全くしなかった」
トランプ大統領はあっさり否定し、双方の説明は食い違っています。
19日にトランプ氏と電話会談 ゼレンスキー氏「プーチン氏を信用してない」
電話会談が終了した後も、ロシアとウクライナによる攻撃の応酬は続いています。ロシア国防省は19日、南部クラスノダール地方のエネルギー施設に対して、ウクライナ軍がドローン機による攻撃を行ったと発表しました。
18日夜、防空警報が出されたウクライナ・キーウでは爆撃音が鳴り響きました。また、北東部のスムイ州では病院が被害を受け、患者が避難を余儀なくされました。ゼレンスキー大統領はドローン機による攻撃だとして、ロシアを非難しました。
ゼレンスキー大統領
「私たちはロシアを信用することに懐疑的だ。プーチンを信用していない」
19日にトランプ大統領と電話会談することを明らかにしました。
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