カンボジアとベトナムに拠点がある特殊詐欺グループのトップとみられる日本人の男が、タイで拘束されたことが分かりました。

タイ警察はきょう、日本から詐欺などの疑いで逮捕状が出ている山口哲哉容疑者（46）を、首都バンコクで14日に拘束したと発表しました。

タイ警察は山口容疑者について、カンボジアとベトナムに拠点がある特殊詐欺グループのトップとみられ、ミャンマーでも詐欺拠点の運営などに関与している疑いがあるとしています。

タイ当局の関係者によりますと、山口容疑者は準暴力団「関東連合」の元メンバーで、カンボジアでカジノ施設やレストランを経営していたとみられています。また、山口容疑者はタイから逃亡するため、メキシコの国籍を取得しようとしていたということです。

タイ当局は今後、山口容疑者を日本に強制送還する方針です。

カンボジアではおととし以降、日本人の特殊詐欺グループが相次いで摘発されています。

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