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“点滴に空気を注入”し2人殺害の罪 元職員の女(40)に「無期懲役」求刑 検察「看護師の知識利用し無差別に標的選んだ」

国内
2026-06-18 17:16

茨城県の介護施設で点滴に空気を注入し、入所者2人を殺害した罪などに問われた元職員の女の裁判。きょうの裁判で検察は女に対し、無期懲役を求刑しました。


きょう、黒のスーツ姿で出廷した介護施設の元職員・赤間恵美被告(40)。2020年、古河市の介護施設で入所していた鈴木喜作さん(当時84)と吉田節次さん(当時76)の点滴に注射筒=シリンジで空気を注入し、殺害した罪などに問われていますが…


赤間被告
「私は空気を注入していません。殺害していません」


殺人の罪について一貫して無罪を主張。


これまでの裁判では赤間被告の同僚が、死亡した吉田さんの容態が急変する直前に赤間被告が居室でシリンジを動かしていたなどと証言しました。赤間被告の犯行を示す直接的な証拠は乏しい状況ですが、検察側はこういった目撃証言などから赤間被告が「犯人ではないとすれば、合理的説明がつかない」と主張しています。


公判はこれまで52回にも及び、異例の長さに。


きょうの裁判。検察側はもともと介護施設の看護師だった赤間被告について触れ、「看護師としての知識を最大限利用した」「空気が入ることの危険性を熟知していながら躊躇なく注入した」と指摘。その上で…


検察側
「要介護者で点滴を打っている入所者から標的を無差別に選んだ。抱えていたストレスで八つ当たりのように人を殺害することはあまりにも理不尽」


赤間被告に対し、無期懲役を求刑しました。


これに対し、弁護側は「今回の件は動機や経緯が証拠によって証明されたわけではない」「不確かなことで処罰することになる。これは絶対許されることではない」として、改めて無罪を主張しました。


求刑の際、じっと検察側を見つめていた赤間被告。裁判長から「言い残したことはありますか」と問われると…


赤間被告
「万引きについては本当に申し訳なく思っております」


赤間被告はスーパーで食料品などを盗んだ窃盗の罪にも問われていて、その罪については謝罪しました。しかし、殺人の罪については触れず、こう続けました。


赤間被告
「病院で更生してから社会に帰りたいと思っています」


判決は来月7日に言い渡される予定です。


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