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いくら季節が過ぎても…咲き誇るサクラと老夫婦の物語 「長く一緒に生きたい」認知症の妻を支える夫と子どもたちが下した決断【現場から、】

国内
2026-04-19 17:57

「シリーズ現場から、」。きょうはある老夫婦とサクラの物語です。認知症の妻とその妻を介護する夫。ともに90代、静かに日々を過ごす2人が久々の花見に出かけました。サクラとともに感じる老い、そして生きることとは。


敏子さん
「サクラがきれい」
秀敏さん
「一刻千金です」


宗包秀敏さん(92)と敏子さん(91)。90歳を超えた夫婦です。


秀敏さん
「これから花見が何回できるか知らんけど、最後の花見かもわからんよ」


岡山県備前市。海と山に囲まれたのどかな地域に2人は暮らしていました。


結婚して68年。子どもが巣立ち、静かな日々を2人で送っていましたが、数年前、敏子さんは認知症に。妻を支えたい。不慣れだった家事や介護が、秀敏さんの日常になりました。


敏子さん
「何か食べたいわ、腹が減った。“そうめん”や“うどん”がええな」
秀敏さん
「そうめんか、ひやむぎか、きょうの晩はそれして食べるか」
敏子さん
「晩には“ごはん”が食べたいな」


支えあって、生きてきました。


秀敏さん
「せっかく夫婦になったんだから、長く一緒に生きたい」


おととしの春。久しぶりに近所のサクラを見に出かけました。


秀敏さん
「今、習いよる歌を歌ってあげるから」
「どうせ最後は散る身ならくよくよしている暇はない」


敏子さん
「もうずっと、死に場所へ行くだけ」
秀敏さん
「そこに2人で到達したいなと。ひとりだけ残ってもあかんわな。2人で。花も命も、咲いたら散る。きれいに咲いて散りたい」


去年、秀敏さんは病気で亡くなりました。2人の子どもたちは、認知症の敏子さんに夫の死を伝えないことを決めました。


冬が過ぎ、春が訪れ、あのサクラは今年も変わらず咲き誇っています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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