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奈良くるみ「一球一球、今を頑張ろう」女子中高生と白熱ラリー、セイコーテニスアカデミー開催

国内
2025-10-25 15:57
奈良くるみ「一球一球、今を頑張ろう」女子中高生と白熱ラリー、セイコーテニスアカデミー開催
有明テニスの森で開催された「時育(R)セイコーテニスアカデミーin東レPPO2025」
 「時育(R)セイコーテニスアカデミーin東レPPO2025」が25日、有明テニスの森公園インドアコートで行われた。元女子プロテニスプレーヤーで、大会アンバサダーを務める奈良くるみがコーチとなり、参加した13~18歳の女子中高生とともに汗を流した。

【写真】女子中高生と白熱ラリー、強烈なフォアハンドを打つ奈良くるみ

 テニスの経験者20名が集まった本テニス教室。現在女子日本代表チームのコーチをしている奈良は「非常に短い時間ですが、今日皆さんに伝えたいと思っていることは、とてもシンプルです。より基本を意識してほしい。しっかりと集中することで充実した時間になると思います」と挨拶すると、アシスタントコーチを相手に、ストローク、ボレー、サーブなど基本的なプレーのデモンストレーションを開始。

 奈良は「テニスの初心者によく伝えるアドバイスなのですが、何よりも基本的なこと、たとえば、スプリットステップやボールをよく見ること、ボールを落とさないこと、次のボールに対して準備を早くすることを、世界のトッププロはしっかりと確実に行っています」と基本の重要性を説いた。

 その後、奈良とレッスン生が1対1でストロークを行うことに。WTA世界ランキング32位の実績を持つ奈良と直接打ち合えるということで、未来のプロ選手を目指す子どもたちは目を輝かせながらラリーを繰り広げる。時には、奈良を押し込むような鋭いストロークを見せる場面もあり、それに対して奈良も強烈な両手打ちのバックハンドで応酬するなど、見どころ十分なラリーとなった。

 ストロークを終えると、一人一人丁寧にアドバイスを送る奈良。元プロ選手とのラリーにレッスン生は「とにかくボールが深くて重い」と興奮気味に語る。

 全員とラリーを終えた奈良は「私のラリーでは、皆さんスプリットステップや打点を高くとること、ボールを見ることなどを意識しているのが伝わってきました。ですが、他のコートで打っているときはどうでしたか? 私もジュニア時代、コーチと打つと集中力が上がるのですが、選手同士だとなかなか集中力を保ってラリーするのが難しいことがありました。それでも、今日私とラリーをして意識したことは、誰と練習をするときでも、忘れないでください」と今後の課題を述べた。

 さらに「私も背が低いなかで世界を目指すとき“とても届かないな”と思ったこともありましたが、とにかく一球一球、そして一日一日、先を心配するのではなく『今を頑張ろう』とコツコツ努力を続けていたら世界と戦えるようになりました」と自身を振り返り、「目標に向かっているとき、上手くいかずに不安になったり、くじけそうになったりすることもあるでしょう。しかし、まずは今を頑張らなければ、絶対にその先には到達できません。今日意識した基本的なことはもちろん、普段コーチから言われていることについて『コーチは何を伝えたいのだろう』と自分の頭で考えてみてください。そういった意識の一つ一つが、成長に大きく繋がると思います」とエールを送った。

 本アカデミーは、今年で開催40回目の記念を迎える、国内最高峰のテニスの国際大会「東レ パン パシフィック オープンテニス」のオフィシャルタイマーとして協賛するセイコーが取り組む「時育(R)」のスポーツ教室。「時育(R)」では「時を学び 未来をつくる」をコンセプトに、「時・時計」「スポーツ」「音楽」「環境」といったさまざまな分野の体験プログラムを提供しており、「スポーツ」では世界で活躍するアスリートと一緒に実技を交えて体を動かす楽しさを学ぶことができる。

(取材・文・撮影/磯部正和)

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