国内
2025-09-25 08:00

カメラ目線でにっこりと愛らしい笑顔をみせる3歳の男の子と、そんな孫に優しい眼差しを向けながらヘアカットする理容師の祖母。それから30年後の2人を収めた写真に反響があり、「出勤前に泣いた」「素敵すぎるヒストリー。何度見ても感動する!」などのコメントが寄せられている。投稿者で美容師の橋田崚平さん(@hashida_ryohei)に話を聞いた。
【画像】理容師の祖母と3歳孫、30年後の姿は…?
■理容師歴は60年以上! 91歳でも仕事を続ける祖母の姿に「凄さを改めて痛感」
――89歳になる現役理容師のおばあちゃんを紹介した投稿に反響がありました。まずは動画を作られた経緯についてお聞かせください。
「この動画を作成したのは、僕自身が『自分のサロンをオープンしたい』と考えていた時期でした。お店を構えて、長くこの仕事を続けていこうと決意したタイミングでもあり、60年以上も理容師を続けている祖母の凄さを改めて痛感したんです。そして、そんな祖母の姿を、少しでも多くの人に知ってもらいたいと思い投稿しました」
――「なんかあったらこのお店があるよ」が口癖のおばあちゃんに、「正直、まだまだ先のことは分からないけど、恩返しは美容師を続けること、とにかく今を頑張るしかない」と決意する橋田さん。動画内で明かされた2人のヒストリーに「出勤前に泣いた」「素敵すぎる」など感動の声が相次いでいました。投稿から1年半経ちますが、おばあちゃんは現在も理容師を続けていらっしゃるのでしょうか?
「91歳になりますが、現在も月に数名ほど施術をしています。近所に住んでいる友だちが理容室を訪れ、話をして、そのままカットしていくことが多いそうですよ」
――地元に根ざすお店ならではのエピソードですね。橋田さんも中学1年生くらいまでは、髪をカットしてもらっていたとか。
「中学1年生くらいまでは、祖母に髪を刈り上げてもらっていました。ただ、思春期に入って、少しずつお洒落に目覚めたこともあり、自然と地元の美容室で若い美容師さんに切ってもらうことが増えてしまって…」
――おばあちゃんの反応はいかがでしたか…?
「今思えば、少し寂しそうだった気がします。逆に35歳になる今は、久しぶりに祖母にカットしてもらいたい気持ちもあるのですが(笑)」
■美容師として目指すのは“生涯現役” 身近にいる目標がなによりの支えに
――橋田さんが美容師を目指した理由を教えてください。
「祖母が理容師で“髪を切る仕事”が身近な存在だった事が1番の理由です。もともと、学生時代から机に向かって勉強するというのが苦手で、幼いながらも大人になって働く自分を想像した時に、デスクワークのような仕事は僕にはできないなと感じていました」
――すぐに美容師になる準備を?
「いえ、はじめは手に職をつけるのが良いんじゃないかと思い、工業高校の建築科に進学しました。その高校の校則が厳しかったこともあって、美容室に髪を切りにいく頻度が多くなりまして。地元の美容師さんにも影響を受け、美容師の道に進むことを決意しました」
――現在は福岡で美容室「KAMIYUI」を営み、SNSで公開している「似合わせカット」シリーズも人気です。
「お客様への“似合わせ”は僕の得意ジャンルですね。お客さまを何かのカテゴリーにはめるようなカットではなく、お客さまの希望や好みも汲み取りながら、言葉にできない曖昧な部分、ニュアンスをヘアに落とし込み形にすることに長けていると思います。自分が心から望んでいるイメージを、言葉で説明できないお客さまは少なくありません。それを理解し、汲み取ったヘアの提案が凄く大切だと感じます」
――美容師として目指すもの・実現したいことは何でしょうか?
「美容師として目指すものは“生涯現役”ですね! 美容以外の仕事をする方、経営などに専念する方など、美容師の終活も人それぞれ。40代、50代、60代と、長く現役で美容師を続けたいと話した時に、同業の方から『長く現役でいる難しさ』など現実的な意見をいただくこともあります。でも、祖母が91歳の今でもハサミを持てているので、僕もそのくらいの歳まで美容師として、お客さまに求められるように頑張っていきたいと思っています」
――身近に目標となる方がいる…とても素敵なことだと思います。
「『好き』の延長線上で続けられている美容師という仕事。厳しいアシスタント時代を経て、初めてお客さまのカットができた日の喜びは、美容師を長く続けてきた方なら、誰もが覚えているものだと思います。そうした初心や最初の頃に感じていた純粋な気持ち、支えてくれるまわりの方々への感謝を忘れずに、職人として長く頑張っていきたいです」
――最後に、おばあちゃんへのメッセージをお願いします。
「自分の美容室をオープンして約4ヵ月。正直、お店をやっているとたまに不安な気持ちになりますが、そんな時に勇気をくれるのが、理容師を60年以上続けてきた祖母の存在です。僕が2歳の頃に祖父が亡くなり、それから30年以上、お店を守り仕事をしてきた祖母に尊敬の念は堪えません。もう少し落ちついたら、鹿児島にある祖母の理容室にもたまに出張して、一緒に仕事ができたら良いなと思っています」
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――89歳になる現役理容師のおばあちゃんを紹介した投稿に反響がありました。まずは動画を作られた経緯についてお聞かせください。
「この動画を作成したのは、僕自身が『自分のサロンをオープンしたい』と考えていた時期でした。お店を構えて、長くこの仕事を続けていこうと決意したタイミングでもあり、60年以上も理容師を続けている祖母の凄さを改めて痛感したんです。そして、そんな祖母の姿を、少しでも多くの人に知ってもらいたいと思い投稿しました」
――「なんかあったらこのお店があるよ」が口癖のおばあちゃんに、「正直、まだまだ先のことは分からないけど、恩返しは美容師を続けること、とにかく今を頑張るしかない」と決意する橋田さん。動画内で明かされた2人のヒストリーに「出勤前に泣いた」「素敵すぎる」など感動の声が相次いでいました。投稿から1年半経ちますが、おばあちゃんは現在も理容師を続けていらっしゃるのでしょうか?
「91歳になりますが、現在も月に数名ほど施術をしています。近所に住んでいる友だちが理容室を訪れ、話をして、そのままカットしていくことが多いそうですよ」
――地元に根ざすお店ならではのエピソードですね。橋田さんも中学1年生くらいまでは、髪をカットしてもらっていたとか。
「中学1年生くらいまでは、祖母に髪を刈り上げてもらっていました。ただ、思春期に入って、少しずつお洒落に目覚めたこともあり、自然と地元の美容室で若い美容師さんに切ってもらうことが増えてしまって…」
――おばあちゃんの反応はいかがでしたか…?
「今思えば、少し寂しそうだった気がします。逆に35歳になる今は、久しぶりに祖母にカットしてもらいたい気持ちもあるのですが(笑)」
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――橋田さんが美容師を目指した理由を教えてください。
「祖母が理容師で“髪を切る仕事”が身近な存在だった事が1番の理由です。もともと、学生時代から机に向かって勉強するというのが苦手で、幼いながらも大人になって働く自分を想像した時に、デスクワークのような仕事は僕にはできないなと感じていました」
――すぐに美容師になる準備を?
「いえ、はじめは手に職をつけるのが良いんじゃないかと思い、工業高校の建築科に進学しました。その高校の校則が厳しかったこともあって、美容室に髪を切りにいく頻度が多くなりまして。地元の美容師さんにも影響を受け、美容師の道に進むことを決意しました」
――現在は福岡で美容室「KAMIYUI」を営み、SNSで公開している「似合わせカット」シリーズも人気です。
「お客様への“似合わせ”は僕の得意ジャンルですね。お客さまを何かのカテゴリーにはめるようなカットではなく、お客さまの希望や好みも汲み取りながら、言葉にできない曖昧な部分、ニュアンスをヘアに落とし込み形にすることに長けていると思います。自分が心から望んでいるイメージを、言葉で説明できないお客さまは少なくありません。それを理解し、汲み取ったヘアの提案が凄く大切だと感じます」
――美容師として目指すもの・実現したいことは何でしょうか?
「美容師として目指すものは“生涯現役”ですね! 美容以外の仕事をする方、経営などに専念する方など、美容師の終活も人それぞれ。40代、50代、60代と、長く現役で美容師を続けたいと話した時に、同業の方から『長く現役でいる難しさ』など現実的な意見をいただくこともあります。でも、祖母が91歳の今でもハサミを持てているので、僕もそのくらいの歳まで美容師として、お客さまに求められるように頑張っていきたいと思っています」
――身近に目標となる方がいる…とても素敵なことだと思います。
「『好き』の延長線上で続けられている美容師という仕事。厳しいアシスタント時代を経て、初めてお客さまのカットができた日の喜びは、美容師を長く続けてきた方なら、誰もが覚えているものだと思います。そうした初心や最初の頃に感じていた純粋な気持ち、支えてくれるまわりの方々への感謝を忘れずに、職人として長く頑張っていきたいです」
――最後に、おばあちゃんへのメッセージをお願いします。
「自分の美容室をオープンして約4ヵ月。正直、お店をやっているとたまに不安な気持ちになりますが、そんな時に勇気をくれるのが、理容師を60年以上続けてきた祖母の存在です。僕が2歳の頃に祖父が亡くなり、それから30年以上、お店を守り仕事をしてきた祖母に尊敬の念は堪えません。もう少し落ちついたら、鹿児島にある祖母の理容室にもたまに出張して、一緒に仕事ができたら良いなと思っています」
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