去年5月、首都高速でトラックが渋滞に突っ込み3人が死亡した事故で、警視庁はトラック運転手の体調不良を知りながら運転させたなどとして、勤務先の元社長を書類送検しました。

【写真を見る】【速報】トラック運転手の勤務先元社長の男性を書類送検　体調不良知りながら運転させたなどの疑い　首都高3人死亡3人重軽傷事故　警視庁

この事故は去年5月、首都高速5号池袋線で、トラックが渋滞の車の列に突っ込み、3人が死亡するなどし、トラック運転手の降籏紗京被告（29）が過失運転致死傷の罪で起訴されたものです。

警視庁はきょう、降籏被告の勤務先の元社長で運行管理者だった男性（48）を業務上過失致死傷の疑いで、起訴を求める厳重処分の意見をつけ書類送検しました。

元社長は事故前日、降籏被告が38度の発熱で体調不良だったのを知りながら代わりの運転手を手配せずに運転させ、事故により3人を死亡させたなどの疑いがもたれています。

警視庁によりますと、この会社では休憩場所などを指示する運行指示書が作られず、7日間で合わせて145時間運行させていたケースもあったということです。

元社長は任意の調べに、「売り上げを重視し、ずさんな運行管理をしたことを悔やんでも悔やみきれない」と容疑を認めているということです。

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