大阪の国有地が学校法人「森友学園」に8億円以上も値引きされて売却されたのち、財務省が決裁文書を改ざんした問題で、財務省は関連文書の一部を遺族と国会に開示しました。改ざんに関わったことを苦に自ら命を絶った赤木俊夫さんの妻・雅子さんが心境を語りました。
【写真を見る】財務省から公開された2000ページ超の森友文書
森友文書 2000ページ超を開示 安倍昭恵氏の記述 含まれず
夫が亡くなって7年。妻が求め続けた文書が、ようやく開示されました。
赤木雅子さん
「(文書を)これに入れてあげようと思って(夫の鞄を)持ってきたんですよ。夫に本当に褒めてもらえるなと思います」
「勝ち取ったって感じがする。きょうの文書は」
2016年、大阪の国有地が、学校法人「森友学園」に8億円以上も値引きされて売却された問題。
開校予定だった小学校の名誉校長に、安倍元総理の妻・昭恵氏が就任していたことなどから、値引きに政治家が関与したのではないかとの疑惑が浮上します。
安倍晋三総理(当時 / 2017年2月)
「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞めると ハッキリと申し上げておきたい」
当時、安倍氏は国会でこう主張しましたが、その後、財務省による決裁文書の改ざんが発覚。
近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんは、その改ざんを命じられたことを苦に、2018年、自ら命を絶ちました。
妻・雅子さんは、真相を知るため、財務省に文書の開示を求め続けました。
雅子さん「昭恵さんとの写真を受け取ったときのものがないので、とても残念」
今回、開示されたのは、2013年から2016年にかけての森友学園との土地取引に関する経緯の文書。財務省に保管されていた17万ページ以上のうち、2255ページです。
中には、財務省本省が、土地取引を担当する近畿財務局に学園側の“土地を取得したい”という要望について不適格としないよう求めている様子などが記述されています。
一方で、2014年4月に、学園の理事長が昭恵氏と撮影した写真を財務省側に示したやりとりの文書は、今回開示された中には含まれていませんでした。
赤木雅子さん(4日)
「本省からの指示なんだというのがわかるし、 むりくり売り払いをしなきゃいけない状況にあったというのはわかるけど、ただ昭恵さんとの3ショットの写真を受け取ったときのものがないので、そこがとても残念です」
赤木俊夫さんが改ざんの経緯などをまとめたいわゆる“赤木ファイル”に関連する資料については6月上旬をめどに開示される予定です。
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