「スーパーサラリーマン清水」を名乗っていた男らが国などの許可を得ずに高額な住宅工事を行ったとして、再逮捕されました。実際に500万円以上の契約を結んでしまった男性が語る手口とは。
「スーパーサラリーマーン」
きのう、再逮捕された清水謙行容疑者(49)。警視庁によりますと、清水容疑者はほかに逮捕された6人と共謀し、おととし、千葉県や神奈川県などの8つの住宅で、500万円以上の契約に必要な国や県の許可を受けずに工事をした疑いがもたれています。
SNSで「スーパーサラリーマン清水」と名乗っていた清水容疑者。「清水会」という組織を作り、複数のリフォーム会社を実質的に経営していました。
「本年度に関しては、『清水会』で誰よりも人生変えられるように、飛躍できるように、気合い入れてやっていきます」
従業員らは悪質なリフォームを繰り返していたとみられ、「清水会」ではすでに14人が逮捕されています。
千葉県に住む男性。おととし、清水容疑者傘下の会社の従業員が訪問してきたといいます。
リフォーム契約した男性
「ここから屋根を見て、棟が浮いているというか、外れているみたいなことを言われた。(屋根が)剥がれて飛んでいって、他の家に被害がいっちゃいますよみたいな」
不安をあおられ、工事を契約。ところが、屋根と外壁の工事で総額は550万円でした。
リフォーム契約した男性
「直さないといけないなと思って、高いですけどしょうがないなって感じ」
その後、男性は建築関係の友人から「高すぎる」との指摘を受けて、クーリングオフを行い被害を免れました。
リフォーム契約した男性
「感覚がおかしいと思います。人から騙したお金でいくらお金持ちになっても、おいしい酒飲めないし、威張るものでもない」
警視庁は、悪質なリフォーム業者について「ほかの会社からも見積もりを出してもらうなど、別の人の目でしっかり見てもらってほしい」と呼びかけています。
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