神奈川県大和市にある保育園の園長が園児を逆さ吊りにするなどの暴行や暴言を行っていた疑いがある問題で、市は臨時の指導監査に入ると発表しました。

この問題は、大和市にある0歳児から2歳児までが通う認可の保育施設で、前の女性園長（40代）が園児に対し、逆さづりにするなどの暴行や暴言を行っていた疑いがあると、JNNが今年2月、報じたものです。

市は3月31日、メーティス・リル社が運営する「スクルドエンジェル保育園大和代官園」に対し、児童福祉法に基づく臨時指導監査を行うことを発表しました。

市はおよそ1か月にわたり関係資料を調べるとともに、職員へのヒアリングなどを行い、園側に対し改善報告書の提出などを求めていくということです。

この問題をめぐっては、市は去年11月に園から報告を受けながら立ち入り調査などを行わず、園も保護者に一切、説明をしていませんでした。

神奈川県の黒岩知事は、3月に行われた会見で「最初の報告があった時点で、市は監査を行うべきだった」と市の対応に問題があったとの認識を示しています。

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