
プロ野球・巨人の新監督に就任した松井秀喜氏(52)が1日、神奈川県内で小学4〜6年生を対象とした野球教室を開催。抽選で選ばれた40人が参加し、松井氏は守備や打撃の指導を行ったほか、子どもたちからの質問にも丁寧に答えた。
同教室の開催は日本国内で通算13回目、米国を含めると41回目。松井氏がグラウンドに姿を見せると、子どもたちは大きな拍手で出迎えた。
冒頭のあいさつで松井氏は「上手になれるヒントがあって、今日は素晴らしい一日だったなって思って最後終われるように、私もしっかり頑張ります。元気よく、そして怪我しないように周りを見ながらやってください。よろしくお願いします!」と呼びかけた。これに対し、子どもたちも「お願いします!」と元気よく応じ、野球教室がスタートした。
ウォーミングアップでは、松井氏も子どもたちの輪に入り、一緒に体を動かした。続くキャッチボールでは、松井氏自らボールを握り、投球動作を実演。体の使い方などを身ぶりを交えてアドバイスすると、子どもたちは真剣なまなざしで松井氏の動きを見つめ、一つひとつの言葉に耳を傾けていた。
フリーバッティングでは、松井氏がバッティングピッチャーを務め、子どもたちに声をかけながら終始笑顔を見せるなど、会場には和やかな雰囲気が広がっていた。その後、バットを握ってバッターボックスに向かった松井氏。子どもたちからの拍手に包まれ、松井氏自らバッティングを披露した。鋭いスイングから放たれる力強い打球に、子どもたちはくぎ付けとなった。6スイング目で打球が柵越えすると、子どもたちからは大きな歓声と拍手が沸き起こり、目の前で繰り広げられた迫力のある打撃に大きな刺激を受けている様子だった。
子どもたちの質問に自身の経験を交えて回答
質疑応答の時間では、子どもたちから寄せられたさまざまな質問に、松井氏が自身の経験を交えながら親身に回答した。
小学生:速い球を打つにはどうしたらいいですか?
松井氏:速い球は打ちにくいよね。速い球を打つのって慣れたら打てるようになる。だから、普段から目で速い球がくるイメージをしておけばいいですよ。慣れたら速いボール打てるし、速いボールは力入れてくれなくても、ちゃんと当たれば速いボールが飛んでいくから。慣れてきたら絶対打てるようになる。
小学生:毎日何回素振りをしていますか?
松井氏:高1で100回素振りすることをノルマにしていた。数っていうよりも真剣に何回か振ればそれだけでもすごい良い練習になるので。それを習慣にすることが大切。
小学生:自己分析はどうしていますか?
松井氏:チェックポイントがいくつかあるんだよね。それをいつも意識してましたけど、例えば構えたときの自分の感触とか、構えてからボールを打ちにいくときの動き方とか、スイングの空気を切る音とか、そういうことをいつも意識していました。
小学生:緊張してしまうときはどうすればいいですか?
松井氏:良い質問だね。緊張したら緊張したままいくしかないんだよね。でも緊張したときこそ、一連のルーティンを自分で決めて、緊張してる時も、そのルーティンに集中してたら緊張してることを少しずつ忘れていく。打席に入ったらピッチャーに集中すればいい。1回やってみてください。だんだん緊張に慣れていくと思います。
最後に松井氏は子どもたちに向けて、「今日はとてもみんな元気で素晴らしかったです。そして私が言った通り周りを見て、怪我もなく終わってよかったです。楽しかった?ほんと?よかった!」と笑顔で語りかけた。
続けて、「今日のことをちゃんと家に帰ってもう一回振り返って、また次頑張ろう。野球をもっと頑張ろう。これからも続けたいという気持ちになってくれたら私も嬉しいので、ぜひ今日ここでやったことをこれからも続けてください。楽しかったです。ありがとうございました」と締めくくった。
野球教室を終えた松井氏は「非常に元気よく、また積極的にやってくれましたんで最後『楽しかった?』と確認したら『楽しかった』って言ってくれましたんで、それだけで良かったです」と振り返った。
6スイング目で柵越えをしたことには「上出来です」と納得の表情。自身の取り組みについては「自分がどういった立場になっても、それはこれからも変わらず、あの頃の自分の気持ちを考えるとこういう機会っていうのはすごい心に残る機会だと思います」と語った。
さらに「プロ野球選手たちも子どものときは、今日来てる子と同じだったんだと思います。そういう意味ではずっと繋がってるんですよね。彼らにもそういう夢をずっと持ち続けてほしいなと思います」と子どもたちがこれからも野球を通じて夢を追い続けていくことを願った。
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