
■第51回社会人野球日本選手権大会 パナソニック 4ー0 日本生命(31日、京セラドーム大阪)
社会人野球の頂点を争う日本選手権が開幕。3大会ぶり44回目の出場となったパナソニック(近畿・大阪)は日本生命(近畿・大阪)に勝利し、2回戦進出を決めた。1950年に創部されたパナソニック野球部は今季限りでの休部が決まっており、今大会が休部前最後の全国大会となる。76年にわたる歴史に一区切りを迎えるチームが、最後の日本選手権で頂点を目指す。
試合は1回、三宅浩史郎(28)が先制打、続く浦和博(25)も適時打を放ち2点を挙げた。三宅はその後も3安打3打点の活躍を見せ、パナソニックは4-0とリード。投げては先発の柿本晟弥(24)が7回99球を投げ、被安打5、奪三振4、四死球1、失点0の好投で日本生命打線を抑え込み、試合を作った。
近畿勢対決となったこの試合。打線は1回、日本生命の先発・武次春哉(27)に対し2死走者無しから3番・松浦隆己(24)が死球で出塁すると、続く4番・三宅にライトへの適時三塁打が飛び出し先制に成功した。さらに5番・浦もセンターへの適時打で続き、この回2得点。
その裏、2点の援護で先発マウンドに上がったのは、22日に行われたドラフト会議で西武から2位指名を受けた柿本。立ち上がり、いきなり同じ西武からドラフト5位指名を受けた中津大和(24)との対決が実現した。プロ入りを控える2人の注目の対戦。中津が一塁方向へ鋭い打球を放つもライナーに打ち取り、先頭打者を退けた。その後も柿本は150キロを超える直球と多彩な変化球を操り、初回を三者凡退に抑えた。
その後も走者を背負いながら粘り強い投球を続けた柿本。日本生命打線に得点を許さず、スコアボードに「0」を並べる好投を披露した。
試合は後半に入り6回、日本生命の3人目・當山渚(23)に対し、この回先頭の2番・坂下翔馬(24)がセカンドへの内野安打で出塁。3番・松浦が送りバントを決め、得点圏に走者を進めると、4番・三宅がライトへの適時打を放ち、貴重な3点目を奪った。終盤に入った7回にも2死一、二塁の好機から4番・三宅が3安打目となる適時打を放ち、4ー0とリードを広げた。
4点リードに変わり終盤7回裏、柿本は安打と四球で1死一、二塁とピンチを背負ったが落ち着いた投球でここでも失点を許さず。8回からは柿本に代わり2人目・定本拓真(26)が登板し、テンポよく三者凡退に。そのまま9回も無失点に抑えリードを守り切った。勝利したパナソニックは2回戦進出。休部前最後の大舞台でまず1勝を挙げ、好発進を切った。
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