
■MLB ナ・リーグ優勝決定シリーズ ブルワーズ1ー5ドジャース(15日、アメリカンファミリー・フィールド)
ドジャースの山本由伸(27)がリーグ優勝決定シリーズ第2戦で先発し、9回、111球を投げて、被安打3(1本塁打)、奪三振7、四死球1、失点1(自責点1)。序盤はカットボール・シンカーで打者の芯を外すピッチング、中盤以降は低めのスプリットで的を絞らせない好投。自身メジャー初の完投勝利、プレーオフでは日本人初完投となった。
山本は「今日の試合でもやっぱり自分の成長はすごく感じましたし。初回だったり、反省するところはありましたけど、こういった大切な試合を勝っていくことで、自分の成長に繋がればいいなと思います」
大事な試合の1回に初球先頭打者ホームランを浴びたが「すごい悔しかったですけど。とにかく切り替えて、次のバッターに向かって投げていきました」とゲーム序盤での気持ちの切り替えもできていたと話した。
「今日はいろんなボールを使っていけたので、立ち上がり投げてみて、すごく積極的に来てるのはすごい感じたので。そこで有効なボールをいいところに投げていけたので、そういったところが繋がったかなとは思います」とブルワーズ打線を冷静に分析していた。
D.ロバーツ監督(53)は山本を信頼していると話していたことには「信頼してもらえるとか、任せてもらえるっていうのは、すごく選手として嬉しいことだなと思いますし、ますます頑張りたいなと思いますし。今日は信頼してくれて、それに結果でしっかり返せたのが良かったと思います」と笑顔を見せた。
そのロバーツ監督は「彼の中に、本物の自信がある。それが大きいと思う。(今日の試合も)3巡目、90球を超えても、彼がマウンドに立つべきだと。私の信頼が彼の自信にもつながっていると思う」と語った。
1回、初球先頭打者ホームランを打たれた後に3人で抑えたことには「あれこそが彼の持ち味。そして、それは我々のチーム全体の姿勢でもある。相手にリードされても、パニックになることはない」と話し、「山本はすぐにリセットして、イニングをしっかりまとめた。四球もおそらく1つだけだったと思う。これは才能だけでなく、メンタルの強さも物語っている。何が起きても動じない。これが彼の強みだ」と山本に絶大な信頼感を寄せていた。
ブルワーズのP.マーフィー監督(66)は「この男(山本)のスプリットは、フォーシームに見える。出どころも同じで、軌道も同じ。完璧なフォームで、ミスも少ない。スプリットはフォーシームに見えて、最後に落ちる。そしてフォーシームは浮き上がってくるように見える。本当に見事な投球だ」と絶賛していた。
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