「第77回香川丸亀国際ハーフマラソン」が2日、丸亀競技場付属のハーフマラソンコース(21.0975㎞)で開催され、パリオリンピック™男子10000m代表の太田智樹(27、トヨタ自動車)が59分27秒の日本新記録をマークした。
2020年の同大会で小椋裕介(ヤクルト)が出した日本記録(1時間00分00秒)を大幅に塗り替え、日本人初の“1時間切り”を達成。日本記録のボーナス賞金500万円を手にした。
さらに駒澤大4年生の篠原倖太朗(22)も最後まで太田とデッドヒートを繰り広げ、3秒差の59分30秒(速報値)でフィニッシュ。従来の日本記録超えで、太田とともに“1時間切り”を成し遂げた。
先頭集団は最初の5kmを14分05秒で通過すると、10kmは28分02秒と日本記録ペースで刻んだ。後半は先頭のA.ムティソ(NDソフトアスリートクラブ)、M.イマニエル(トヨタ紡織)の2人についていきながら、太田と篠原が並走する展開。17km過ぎで篠原が一度後方に下がるが、18km過ぎで逆転し、篠原が前へ。だがゴールの競技場前で太田がスパートし、篠原を振り切って見事日本新記録をマーク。日本人トップの3位で篠原が3秒差の4位。A.ムティソが大会新記録の59分16秒で優勝した。
レース後、太田は「15キロまで余裕を持って走れて、タイムは出ると思いました」と振り返り「日本人で初めて60分を切れたのはこれからの自信になる」と日本記録更新の喜びをかみしめた。9月に行われる東京2025世界陸上に向けては「パリ(五輪)ではケガしてしまって万全な状態でスタートラインに立てなくてすごく悔しい思いがありましたので、しっかり万全の準備をして、トップの選手と勝負したい」と、強い思いも口にした。
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