“東京2025世界陸上”が今年、9月に開幕する。日本では07年の大阪大会以来18年ぶり3回目の“世界陸上”開催となる。その舞台に番組キャスター・高橋尚子(シドニー五輪女子マラソン金メダリスト)、小川彩佳キャスター、藤森祥平キャスターの3人が開幕を待ちきれず、イチ早くアスリートの見る景色やスゴさを体感する取材に臨んだ。
【写真を見る】国立競技場の壁に刻まれた4年前の誓い“サインウォール”東京2025世界陸上の舞台を高橋尚子キャスターと体感取材
世界最高水準のユニバーサルデザイン
最高の瞬間を盛り上げる舞台となる国立競技場は6万7750席(車いす席約500席)。競技場自体にも様々な工夫がされていた。
藤森祥平:
多様なお客さんの対応を考えて、世界最高水準のユニバーサルデザインにして、導入しているのです。例えば車椅子の方々が安心して見る事ができるように競技場の外(チケット売り場から入場口)から観客席の中まで段差を一切作らない。
また、観客席からはその前にいるお客さんがぱっと立ち上がったとしても、車椅子の方が視界を遮られたり、ちょっと見ずらいという事がないように(視界を遮らない座席の角度設定)設計をしている。
高橋尚子:
細かい所まで…
小川彩佳:
丁寧に配慮されているのですね。
男子110mハードルを体感「ハードル間を3歩で行きます」
そして、今回、メダルの期待が掛かる種目である。男子110mハードルに注目し、ハードルを体感リポートする。
藤森:
男子110mハードル、村竹ラシッド(22)、泉谷駿介(25)。新たな歴史が生まれるかもしれません。
高橋:
泉谷選手は前回の23年ブダペスト世界陸上で5位。そして、村竹ラシッド選手は24年パリオリンピック™で5位。東京世界陸上ではメダルといった所も十分に可能性はある選手達ですね。
男子110mハードルは台数が10台でハードル間は9.14mある。高さは1.067m。実物のハードルを藤森キャスターがその跳び越えを体感する事に…
藤森:
(1台目は当たりながらも跳び越えるが…)2台目は無理です。
高橋:
トップ選手はハードル間を3歩で行きます。
4年前の想いが刻まれた“サインウォール”
そして、特別に国立競技場の裏側も取材した。そこには東京オリンピック・パラリンピックに出場した選手達がメッセージとサインをびっしりと書き残した「サインウォール」があった。もちろん、当時の日本選手達の想いが刻まれていた。
高橋:
『強くなって帰ってきます』田中希実選手(※)ですね。東京世界陸上にもきっと姿を見せてくれると思います。
(※)田中希実(25)東京五輪1500m8位入賞
そして、見つけたのは今や、女子やり投げ女王となっている北口榛花(26)の21年当時の「もっと強くなります」メッセージとサインだ。
日本記録67m38保持し、23年ブダペスト世界陸上で金メダル、24年パリ五輪で金メダルを獲得した。無観客の東京オリンピックは、悔しい結果に終わった北口。あれから4年、見違えるように強くなった姿を、今度は満員の国立競技場で見届けたい。
東京2025世界陸上
<9月13日(土)~21日(日)開催>
▼男子110m
9月15日(月)予選
16日(火)準決勝・決勝
▼女子やり投げ
9月19日(金)予選
20日(土)決勝
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