エンタメ
2026-10-15 07:00
俳優・岸井ゆきのが主演を務めるWOWOW『連続ドラマW 恩田陸 ユージニア』(11月8日スタート、毎週日曜 後10:00/全6話)の撮影が、石川にある国指定重要文化財の兼六園・成巽閣(せいそんかく)の「群青の間」で行われた。撮影に関して、成巽閣館長の吉竹泰雄氏からのコメントが到着。さらに、岸井や木竜麻生、成海璃子、丸山隆平(SUPER EIGHT)らの場面写真が解禁された。
【場面写真】20代と40代の満喜子を演じる岸井ゆきの
今作は、作家・恩田陸氏の同名小説の実写化。舞台は北陸。K市の名家・青澤家で発生した、17人が亡くなった毒殺事件の現場には、ユージニアという意味不明の言葉が出てくる詩のような一通の手紙が残されていた。当時小学生だった目撃者の1人であり、事件を題材にした作品を書いた小説家・雑賀満喜子(岸井)、生き残った盲目の少女、事件を追うライターという3人の女性をはじめとする人々が、30年の時を経てもなお事件に翻弄(ほんろう)されていく様子を描く。
群青の間でドラマ作品の撮影を実施したのは、今作が史上初となる。吉竹氏は「最初にお話がありましたのは3年前のことです。本格的ドラマ作品はこれまでなく正直、実現するとは思いませんでした。ただ原作を拝見し、制作の皆さんの熱意から『群青の間』を欠くことはできないという思いに至り今回の撮影となりました」とコメントしており、今作を制作するうえで、「群青の間」は必要不可欠であることがうかがえる。
群青の間での場面は、40代の友子(木竜)が32年前の毒殺事件に関して満喜子に取材をする場所として使用される。実行犯以外に野放しになっている犯人がいることを満喜子著の小説で示唆していると友子が指摘。いくら事実に則していても人間が書く以上、ノンフィクションというものは存在しないと満喜子は指摘し、不気味な笑みを浮かべる。
そして、今回解禁された場面写真には、中心人物である3人の女性の20代と40代の対比に注目。取材時は事件に真相が存在するように思えていた満喜子、美しく感情をあらわにしないミステリアスな緋紗子(成海)、そして大学在学時にあることがきっかけに事件を知ることになる友子。20代の3人は、まるで未来が開かれているように活力がある。
一方で40代の3人は事件の記憶に人生が侵食されているかのごとく悲壮感を感じさせる。満喜子の兄で、満喜子と同じく事件の第一発見者となった誠一(丸山)もまた、惨劇を目の当たりにした人物。事件関係者への取材を行う友子は、誠一とも会うのだった。
4人をはじめ、今作の登場人物は欲望や嘘、人間関係の歪みさえも感じており、事件そのものの記憶や影を人格化していた。
さらに、事件当時の青澤家を映した場面写真も解禁された。地元医師会の代表を務めた青澤医院の邸宅で起こった17人の毒殺事件。その日は青澤家当主の還暦と、その母親と息子、三世代の誕生日を祝うため、大人数が訪れていた。幼少期に盲目となった緋紗子(倉持春希)を救いたい、正しい道へ導きたいという思いがある母(真木よう子)。緋紗子を深く愛し、聖なる存在として扱い、理想像を緋紗子に投影した。
そして、緋紗子の成長を、20年近く家に仕えたキミさん(かたせ梨乃)は間近で見てきた。母とも違う立場から緋紗子を支えてきた人物。青澤家で17人が死亡する中、生き残ったのは緋紗子とキミさん。2人は同じ事件の記憶と重荷を背負い続ける。
事件が起こり、現場に駆け付けたのは、刑事課の栗城(片岡愛之助)。栗城は一目見て、事件現場で感じた異様な悪意は13歳の青澤緋紗子の中にあると分かった。刑事の勘をそもそも信じていなかったが、初めてそれを感じた栗城は、事件後、「彼女が犯人であることを証明するために」毎日駆けずり回る。
さらに、毒殺事件の実行犯・ユージン(倉須洸)の姿も。事件当時に何を考えていたのかもわからず、本名も明らかになることなく、つかみどころのない人物として描かれる。両親が早くに他界し、結婚を誓った妹とその恋人が殺されたユージンは、海辺の町の寺で、阿弥陀如来を見つめ、仏には憤怒を表す第三の目『三眼』を持つものもいる、ということを知る。まったく違う次元から、世の中が見える第三の目。耐えられないような苦しみから解放されて、違う次元から、自分やこの世界を眺められるようになりたい、と思ったこの瞬間が、人生を狂わせるきっかけ=覚醒した時だった。
また、予告編も解禁となった。意味ありげに笑う満喜子、真相を追う友子、何かを知っている緋紗子。不穏なシーンの連続で、毒殺事件の記憶に登場人物の人生が侵食されていく様子を見て取れる。
【動画】事件が起こった“あの日にくるわされていく”キャラクターを映した『ユージニア』特報
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【場面写真】20代と40代の満喜子を演じる岸井ゆきの
今作は、作家・恩田陸氏の同名小説の実写化。舞台は北陸。K市の名家・青澤家で発生した、17人が亡くなった毒殺事件の現場には、ユージニアという意味不明の言葉が出てくる詩のような一通の手紙が残されていた。当時小学生だった目撃者の1人であり、事件を題材にした作品を書いた小説家・雑賀満喜子(岸井)、生き残った盲目の少女、事件を追うライターという3人の女性をはじめとする人々が、30年の時を経てもなお事件に翻弄(ほんろう)されていく様子を描く。
群青の間でドラマ作品の撮影を実施したのは、今作が史上初となる。吉竹氏は「最初にお話がありましたのは3年前のことです。本格的ドラマ作品はこれまでなく正直、実現するとは思いませんでした。ただ原作を拝見し、制作の皆さんの熱意から『群青の間』を欠くことはできないという思いに至り今回の撮影となりました」とコメントしており、今作を制作するうえで、「群青の間」は必要不可欠であることがうかがえる。
群青の間での場面は、40代の友子(木竜)が32年前の毒殺事件に関して満喜子に取材をする場所として使用される。実行犯以外に野放しになっている犯人がいることを満喜子著の小説で示唆していると友子が指摘。いくら事実に則していても人間が書く以上、ノンフィクションというものは存在しないと満喜子は指摘し、不気味な笑みを浮かべる。
そして、今回解禁された場面写真には、中心人物である3人の女性の20代と40代の対比に注目。取材時は事件に真相が存在するように思えていた満喜子、美しく感情をあらわにしないミステリアスな緋紗子(成海)、そして大学在学時にあることがきっかけに事件を知ることになる友子。20代の3人は、まるで未来が開かれているように活力がある。
一方で40代の3人は事件の記憶に人生が侵食されているかのごとく悲壮感を感じさせる。満喜子の兄で、満喜子と同じく事件の第一発見者となった誠一(丸山)もまた、惨劇を目の当たりにした人物。事件関係者への取材を行う友子は、誠一とも会うのだった。
4人をはじめ、今作の登場人物は欲望や嘘、人間関係の歪みさえも感じており、事件そのものの記憶や影を人格化していた。
さらに、事件当時の青澤家を映した場面写真も解禁された。地元医師会の代表を務めた青澤医院の邸宅で起こった17人の毒殺事件。その日は青澤家当主の還暦と、その母親と息子、三世代の誕生日を祝うため、大人数が訪れていた。幼少期に盲目となった緋紗子(倉持春希)を救いたい、正しい道へ導きたいという思いがある母(真木よう子)。緋紗子を深く愛し、聖なる存在として扱い、理想像を緋紗子に投影した。
そして、緋紗子の成長を、20年近く家に仕えたキミさん(かたせ梨乃)は間近で見てきた。母とも違う立場から緋紗子を支えてきた人物。青澤家で17人が死亡する中、生き残ったのは緋紗子とキミさん。2人は同じ事件の記憶と重荷を背負い続ける。
事件が起こり、現場に駆け付けたのは、刑事課の栗城(片岡愛之助)。栗城は一目見て、事件現場で感じた異様な悪意は13歳の青澤緋紗子の中にあると分かった。刑事の勘をそもそも信じていなかったが、初めてそれを感じた栗城は、事件後、「彼女が犯人であることを証明するために」毎日駆けずり回る。
さらに、毒殺事件の実行犯・ユージン(倉須洸)の姿も。事件当時に何を考えていたのかもわからず、本名も明らかになることなく、つかみどころのない人物として描かれる。両親が早くに他界し、結婚を誓った妹とその恋人が殺されたユージンは、海辺の町の寺で、阿弥陀如来を見つめ、仏には憤怒を表す第三の目『三眼』を持つものもいる、ということを知る。まったく違う次元から、世の中が見える第三の目。耐えられないような苦しみから解放されて、違う次元から、自分やこの世界を眺められるようになりたい、と思ったこの瞬間が、人生を狂わせるきっかけ=覚醒した時だった。
また、予告編も解禁となった。意味ありげに笑う満喜子、真相を追う友子、何かを知っている緋紗子。不穏なシーンの連続で、毒殺事件の記憶に登場人物の人生が侵食されていく様子を見て取れる。
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