今季J1昇格1年目で3位と、大躍進のシーズンを終えた町田ゼルビアのキャプテンDF昌子源（32）とGK谷晃生（24）がJリーグアウォーズ（10日）で優秀選手賞を受賞。その2人が“KICK OFF! J”の齋藤慎太郎アナウンサー、御手洗菜々アナウンサーの取材に応じ、シーズンを振り返った。今年のJリーグを、一番盛り上げたと言っても過言ではない、町田ゼルビアの快進撃を支えた新加入の2人が語った激動の1年とは。

【写真を見る】大躍進の町田ゼルビア　昌子源キャプテン「厳しい戦いが待っている」と来季へ覚悟、GK谷晃生はカメラに興味

齋藤慎太郎アナ：町田ゼルビアの一年をハッシュタグで振り返って

昌子源選手：僕らに関しては結構ありすぎた。

谷晃生選手：ハッシュタグを付けられることは多かった（笑）

昌子選手：色んな方に言っていただくのは旋風を巻き起こしたとか、今年はJリーグを色々な角度から一番盛り上げてくれたと言って頂いたのは嬉しかったですね。あと印象に残っているのはエルゴラさん（サッカー新聞・エル・ゴラッソ）の記事で書いて頂いた「史上最強の新参者」というのは結構格好良かったと思うけどどう？

谷選手：自分たちではちょっと言いづらい（笑）

昌子選手＆谷選手：今年のハッシュタグは「旋風」です

クラブ初となるJ1に初昇格を果たした町田ゼルビア。今季の平均観客動員数は昨季の7426人を大きく上回る1万2693人と、沢山のサポーターがスタジアムに足を運んだ。

齋藤アナ：サポーターの皆さんから「こんな景色を見せてくれてありがとう」と
感謝する声が多かったが

昌子選手：それはこちらも同じですよ。目に見えてサポーターの皆様が増えていってくれたので。そういうのを考えるとこっちがありがとうございますと伝えたい。

谷選手：僕らよりも前からゼルビアで戦っていた選手はもう凄いと。こんなに沢山の方々が来てくれるっていうのはあり得ないってみんな言っていたので。それはすごく感謝ですよね。

齋藤アナ：2人とも覚悟を持って移籍してきたと思いますが、今年1年を振り返って

昌子選手：昨年試合に中々出られずに、覚悟を持って移籍してきて。自分の評価、価値をもう一度自分で高めたいと思って移籍をしたので。最低限ですが、優秀選手にも選んで頂いたので、そこは少なからず達成できたかなと思います。

谷選手：僕も似た感情ではあるかなと思います。J2からJ1初昇格で、本当に未知のところに飛び込んでやるっていうのは、自分の成長に繋がると思ったので。このような賞に選んで頂いたのもそうですし、チームとしても結果的に見れば目標を達成できたので良かったなと思います。

齋藤アナ：3位という結果はシーズン前に比べてどうですか 

昌子選手：黒田剛監督が最初に目標設定したのは5位なんですよ。それを考えると3位は目標達成かなと思います。

齋藤アナ：クリーンシート数（1試合を0点で抑える事）はJ1最多となったが

谷選手：守備のところは僕らDF陣もそうですし、FWからのハイプレスというのが町田の1つの特徴でもあるので、チーム全員でやり切れた結果かなと思います。

齋藤アナ：世間から色んな声があったと思いますが、チーム内はどういう雰囲気だったか

昌子選手：話題にはよく上がりましたよ。このようなメッセージが来たとか、ダイレクトにくる選手もいましたし、その内容も見ましたし。酷いコメントももちろんある中で、応援して下さるサポーターが多くいて。そのサポーターの方々の為に頑張ろうっていう、選手の中でも合言葉のようになっていたので。だからこそサポーターの方に感謝したいと思っています。

御手洗菜々アナ：私生活のハッシュタグはありますか？

昌子選手：“誕生”ですね。今年の9月に3人目となる女の子が生まれまして。より一層父として頑張らないとなと思ったので、“誕生”かなと思います。

御手洗アナ：谷選手はいかがですか？

谷選手：本当に思いつかないですけど（笑）“趣味探し”ですかね。

御手洗アナ：趣味探し！あんまり趣味はないですか？

谷選手：本当になくて（笑）サッカー終わって家に帰っても何もしないみたいな感じだったんですけど、最近ちょっとカメラに興味が出て、カメラを買ってみてこれからどんどんのめり込んでいけたらなと思っています。

御手洗アナ：カメラを買ってみようと思ったきっかけはなんですか？

谷選手：SNSとかで綺麗な写真とか上がっているのを見て、なんか良いなと思って。旅行とか行ったときに風景とか撮りたいです。

齋藤アナ：来シーズンはどんなシーズンにしたいですか？

昌子選手：今年よりも厳しい戦いが待っていると覚悟していますし、やはり2年目は何事も難しいと思いますけど、僕らは超えて戦っていきたいと思います。

谷選手：今シーズンはこのような賞を受賞させて頂いたので、それに恥ないように今シーズン以上のパフォーマンスと結果を目標にしていきたいのと、タイトルっていうものを1番の目標に頑張っていきたいです。 

■昌子源（しょうじ・げん）
1992年12月11日生まれ、32歳　兵庫県出身　身長182cm・76kg
今シーズン33試合1ゴール

■谷晃生（たに・こうせい）
2000年11月22日生まれ、24歳　大阪府出身　身長190cm・84kg
今シーズン37試合出場

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