プログラミング言語「PHP」に重大な欠陥が見つかった問題。きょうも飲食店でアプリが使えないなどの影響が出ています。一方、不正アクセスによってFX取引の利用者の一部から突然、財産を失ったという被害の声が相次いでいます。
記者
「こちらの『すき家』では、アプリからの注文ができないとの張り紙が貼られています」
牛丼チェーンの「すき家」。
記者
「割引のクーポンが使えないようです」
きょうも、アプリでの弁当予約やクーポンの利用ができない状態が続いています。
アプリを利用している客
「張り紙がなかったらわからない。(アプリが使えないのは)不便ではあります」
▼さらに回転寿司チェーンの「はま寿司」では来店予約を一時停止。▼ハンバーガーチェーンの「ゼッテリア」では、アプリの全ての機能を停止しています。
PHPの欠陥の影響は、いのちに関わる情報にも影響しています。
先ほどソフトバンクは「緊急速報メール」のメンテナンスをしていると発表。現在「緊急地震速報」や「津波警報」が受信できないということです。
台風30号が接近するなか、「災害・避難情報」も受信できない状態に。メンテナンスは26日に完了するとしています。
ソフトバンク利用者
「速報が来ない?それは非常に困ります。本当に。一人暮らしなんで」
さらに、専門家が懸念するのは“ゼロデイ攻撃”のリスクです。
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「ゼロデイ(攻撃)とは脆弱性の修正版が出る前に攻撃される」
PHPの欠陥の修正プログラムが公開されたのは、おとといの夜。その前に攻撃が始まっていたというのです。
それを示すのが、こちら。欠陥を狙った攻撃プログラムがすでに作られ、その手法が公開されていたのです。ページには「全てを盗め。何も残すな」という文言が。
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「今後、被害は拡大していくと思う」
一方、不正アクセスによって「財産を失った」との声がネットで相次いでいます。
攻撃の対象となったのは、GMOインターネットが展開しているFX=外国為替証拠金取引の自動売買に使われるサーバーです。
GMOのサーバー2万6739件が不正アクセスの影響を受け、取引口座のIDやパスワードが不正に使われた可能性があると発表。
GMOのシステムを利用してFX取引をしていた人の1人はJNNの取材に対し、「およそ430万円あった口座が突然6000円程度まで減ってしまった。残高を見たときは頭が真っ白になった」などと証言しています。
GMOはシステムを利用していた人から不正利用の相談は受けているものの、「有無や範囲については、引き続き調査中」としています。
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