「2人目の子どもを望みますか」と、子育て中の親にたずねた調査で「欲しい」と答えた人が3割を切り、過去最少になったことが分かりました。
【最新の調査結果】子ども1人あたりの子育て費用は過去最高に…立ちはだかる「2人目の壁」
大きな理由のひとつが、物価高。子育ての現場にも影響を及ぼしています。
「2人目の子どもを望む」過去最少
高市総理(2025年10月)
「日本の最大の問題は人口減少であるとの認識に立ち、子ども・子育て政策を含む人口減少対策を検討していく体制を構築します」
2025年の政権発足直後、子育て政策に取り組むと宣言した高市総理。
しかし、19日に発表されたある調査で、驚きの数字が明らかになりました。
子どもが1人いる親を対象に、明治安田生命保険相互会社が毎年実施しているアンケート。その最新の結果では、「2人目の子どもを望む」と答えた人が28.2%と3割を切り、過去最少となったのです。
2歳児の母(専業主婦)
「実際、私も2人目はいいかなと思っていて。お金がかかるので(子どもは)1人で、お金に余裕を持って3人(家族)でいいかなと思ってる」
一方、「2人目は欲しいが難しい」と「欲しいと思わない」と答えた人は、あわせて7割以上に上りました。
その背景にあるのは…
「2人目の壁」は物価高、さらに…
10か月と3歳児の母(育休中)
「オムツもミルクも1人目のときより、2人目のときの方が高いと感じる」
0歳児(5か月)の母
「物価高だし、自分たちの食費とかも結構抑えて生活してる中で、子どもを持つと考えるとマイナスな考えになる人たちが多いのかな」
最も多かったのは「将来の収入面への不安」。
明治安田生命の調査では、子ども1人あたりの月々の子育て費用は4万3356円と、過去最高を更新。
「子育て費用に負担を感じる」と答えた人も約8割と、多くの家庭が長引く物価高に悩まされている現実が浮き彫りになっています。
また、経済的な理由だけでなく、「仕事との両立ができない」といった理由も「2人目の壁」を高くしています。
明治安田総合研究所 前田和孝 シニアエコノミスト
「国全体で見た時には労働力が減ってきてしまったりとか、個人の消費が減ってしまうとか、そういった形で国の力が落ちてきてしまう」
国の成長を阻んでしまう「2人目の壁」。実効性のある対策を打つことができるのか、政府は問われています。
理想の子どもの人数は平均2.47人 「希望はあるが踏み出せない現実」
井上貴博キャスター:
結婚や子どもの人数は、周囲が期待や正解を押しつけるものではありません。それぞれが納得して選べる環境に今あるのかどうかが重要ですが、なかなかそうとは言えない現状がうかがえます。
子どもが1人いる夫婦を対象に、明治安田生命保険相互会社が行ったアンケート調査では、理想の子どもの人数は「平均2.47人」という結果となりました。
しかし、「子どもがさらに欲しい」と答えた人は3割を下回りました。
・さらに欲しい:28.2%
・欲しいが難しい:35.4%
・欲しくない:36.4%
調査で浮かび上がったこととして、前田和孝シニアエコノミストは「希望はあるが、踏み出せない現実」があるといいます。
出水麻衣キャスター:
1人目の子どもがいる私の友人にも「欲しいけれど、金銭面で難しい」という人が多いです。
また、地域間の助成金の格差にも課題があるような気がします。
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