毎日発表される企業からの個人情報の流出。電話番号や住所・免許証の画像など数千万件が「闇サイト」で取引されていることがわかりました。専門家は「二次被害」への警戒を呼びかけています。
きょうも、新たな流出が明らかになりました。ヤマト運輸は不正アクセスによって、およそ531万件の氏名や住所といった個人情報が流出したと発表。また、日経新聞では電話番号などおよそ183万件の個人情報が流出。先ほど、イエローハットもおよそ180万人分の会員情報が流出したと明らかにしました。
「最初は結構びっくりしたが、何企業も漏えいしてるから『またか』みたいな」
「もうあまり動じなくなっている自分がいるのが一番怖い。重く捉えられていない自分が一番怖い」
こうしたなか…
記者
「タイムズカーの情報漏えい発覚から3週間が経ちますが、被害にあった人が訪れているのが免許証の再交付です」
警視庁によると、「タイムズカー」の問題を受け、東京都内で運転免許証の再交付をした人はおよそ1500人にのぼることがわかっています。
「タイムズカー」情報流出の被害にあった人
「情報が他の情報と結びついて、悪用されてしまうのではないかと不安」
相次ぐ不正アクセスで流出した個人情報はどんな被害につながるのか。サイバーセキュリティーの専門家監修のもと、特殊な方法でしかアクセスできない“闇サイト”を見せてもらいました。
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「個人情報が売買されたり、公開されているページ」
闇サイトでは、企業などから流出したとみられる個人情報が売買されているといいます。
これは、今年7月にエステサロンの予約サイトの運営会社から流出したものとして掲載された情報。会員の名前や電話番号・住所などが売りに出されています。その数およそ3300万件。
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「7万ドル(約1100万円)で売っている」
まとめて1000万円以上で売りに出されていました。
さらに闇サイトでは、パスポートや免許証も商品に。こちらは日本の運転免許証。1枚1050ドル=日本円でおよそ17万円です。こうした身分証明書は、流出した情報を元に“偽造”されたものではないかといいます。
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「運転免許証の漏えいした人のデータを使って、顔写真だけ全く知らない人の顔写真にする」
これをもとに、銀行口座やカードが不正に作成されるおそれがあるといいます。
この3週間ほどで発表された情報漏えいは、JNNのまとめでは69社以上で1億件以上にのぼります。ただ、闇サイトでは最近の流出情報はまだ売られていないといいます。
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「身代金を要求するというのがあるかもしれません。『公開されたくなければ身代金を払え』と言ってくるかもしれない」
情報を戻してほしければ金を払えと企業に身代金を要求。応じなかったら闇サイトで販売するのではないかと指摘します。
日本ハッカー協会 杉浦隆幸 代表理事
「電話番号と生年月日が漏れればオレオレ詐欺が来たり、勝手に生年月日で認証されて、不正にログインされるケースもあるかもしれない」
相次ぐ情報流出。“本当の意味での被害”はこれからかもしれません。
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