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「今までのダウンと全然違う」…より軽く、より暖かい“最軽量ダウン”続々登場【THE TIME,】 

経済
2025-12-23 07:00

軽いダウンが定番になりつつあるなか、「最軽量ダウン」が続々登場しています。驚きの軽さと暖かさを実現するために使われている技術とは…?


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ユニクロ史上「最も軽くて暖かい」

「ダウンが軽いのは必須。それから薄い。中に着るときに厚かったらどうしようもない」(60代男性)
「軽い方がやっぱり肩も凝らない」(40代女性)


繊維・ファッションビジネスに詳しい『繊研新聞』編集部の杉江潤平さんによると、ファッション業界では今、靴やバッグなども含め全般的に“軽さ”が求められていて、「技術の進歩も軽量化に大きく寄与している」とのこと。


そんな中、『ユニクロ』から発売され“新世代アウター”と注目されているのが「PUFFTECK(パフテック)」シリーズです。


フード付きの「パフテックパーカ」(7990円)を試着してみると…


THE TIME,マーケティング部 羽田優里奈部員:
「軽い!しかも軽いのに“お布団に包まれているかのように”暖かい」


ラインナップはベストタイプからパーカータイプまで20種類以上。一般的なダウンベストが約200g(※番組調べ)なのに対し、「パフテックコンパクトベスト」(4990円)は135gという軽さです。


『ユニクロ』五反田TOC店スタッフ・沼池さん:
「体温を維持できる“羽毛に似た化学繊維”を使うことで、最もユニクロ史上軽くて暖かいアウターを実現させた」


アウターの中に入っているのは羽毛ではなく、『東レ』と共同開発した“羽毛に似せた化学繊維”


髪の毛の5分の1という細さで、「繊維の中が空洞」になっていることや、「バネのような特殊な形状」にすることで、より多くの空気を含み熱を逃がさない層ができ、軽くて暖かいとのこと。


さらに、羽毛のようなもこもことした着心地も生み出しています。


無印良品「3層構造」で軽い&暖かい

『無印良品』から9月に発売されたのは、ポケットに押し込むだけで“小さくまとめる”ことができる「軽量ダウンポケッタブル」シリーズ。
▼ノーカラーベスト・婦人(4990円)
▼ノーカラージャケット・婦人(6990円)


ベストの重さを測ってみると、なんと125g。


これまでは2層構造だった生地の上から、“独自開発した軽いナイロン素材”を加え“3層構造”に。冷たい風の侵入を防ぎ、“重くないのに、より暖かく”なったといいます。


『無印良品』新宿靖国通り1階売場担当・富樫麻菜里さん:
「一日の気温差が大きい時に1枚で着たり、コートの下にインナーとして着たりとタウンユースでの需要が高まっている。これを目当てに来店する方もいる」


“軽さと保温”を両立「粒状の中綿」

総合通販会社『CECILE』の新作ダウンも、特殊な素材を使っています。


累計2万枚を突破した人気シリーズの「ファイバーダウンコート」から新しく登場したのは、「ふわ軽あったかファイバーダウンコート」(1万4289円~)。


フード付きのロングタイプですが、その重さはペットボトル約1本分の「620g」と一般的なロングタイプコートの半分ほど。(※番組調べ)
2024年モデルから“さらに50gほど軽量化”しているといいます。


『セシール』商品・サービス部 錦織祥子さん:
「通常はダウンパックを使うことが多いが、ダウンパックを使わずETHERMALOFT®(イサーマロフト)という中綿を使っている」


羽毛に代わる“軽さと保温を両立する”特殊な中綿を使うことで、ふわっとした「小さな粒状の綿」の周りや中にも空気の層が出来るため、暖かさと軽さに加えてダウンと同じような膨らみを感じられるといいます。


「高機能ナイロン」で超軽量

「えっ、軽い!なんだか着てないみたい。“今までのダウンと全然違う”」


羽田部員が驚いたのは、防水性なども兼ね備えた『モンベル』の「イグニスダウン パーカ」(レディース3万7800円/メンズ3万9600円)。


重さを測ってみると、わずか「235g」です。


『モンベル』広報部・設楽文昭さん:
「裏地の生地が、中空で非常に細い繊維を使っている。強くて極薄の繊維を使うことで全体の軽量化に繋がっている」


生地に使用しているのは自社開発した「バリスティック エアライト®」という、強度と軽量性を両立させたオリジナルの高機能ナイロン素材。


この素材を、「縫い目を減らした独自の手芸技法」で縫うことや、「少ない量でも保湿力の高い羽毛」を使用することで軽量化につながっているといいます。


技術の進歩で「軽量化」。今後はどんなダウンが登場するのでしょうか?


(THE TIME,2025年12月17日放送より)


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