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替え玉ではなく「和え玉」とは?人気ラーメン店で続々提供「2度3度おいしい」新定番【THE TIME,】 

経済
2025-09-26 14:04

「和え玉(あえだま)」と呼ばれるサイドメニューを提供するラーメン店がじわじわ増えています。替え玉との違いは何なのか?そして人気のワケとは?


【写真】替え玉ではなく「和え玉」とは?人気ラーメン店で続々提供「2度3度おいしい」新定番【THE TIME,】


そのまま&味変もOKな「和え玉」

ラーメン業界最高権威の「TRYラーメン大賞」の名店・にぼし部門で3年連続1位を獲得している『中華そば 児ノ木(ちごのき)』(東京・上落合)。


看板メニューは3~5種類におよぶ大量の煮干しをじっくり火にかけ、旨味を最大限に引き出した“煮干し出汁100%”の「純煮干しそば」(1100円)です。


THE TIME,マーケティング部 山根千佳部員:
「煮干しの旨味も、ほんのりとした苦みも感じられる。ものすごくおいしい」


取材した日も多くのお客さんが舌鼓を打つ中、ラーメンを食べ終わった皆さんが頼んでいたのが…


「すみません!“和え玉”お願いします」


「鶏油和え玉」(300円)です。


小さい油そばみたいな見た目で、替え玉に刻んだチャーシュー、長ネギ、煮干し粉がトッピングされ、どんぶりの底には「鶏油」と、ラーメンの味の決め手となるタレ「かえし」。


そう、和え玉とは、麺のおかわり「替え玉」に、味やトッピングを加えたものなのです。


よく混ぜて、そのまま食べても「鶏の旨味がすごい。めちゃくちゃ濃厚」(山根部員)
続いて、つけ麺風にラーメンのスープにつけると…


山根部員:
「すごい。煮干しと鶏がまとめて一気に来る。ものすごい旨味」


それにしてもなぜ、和え玉の提供を始めたのでしょうか?


店主・木内克典さん:
「茨城・つくば市にある『煮干中華ソバ イチカワ』さんが発祥で、食べに行って衝撃だった。味が変わる楽しさとか、最初から最後まで飽きずに食べてもらえる」


食材の有効活用で「牡蠣の和え玉」

和え玉を提供する店が続々と増えていると話すのは、これまで2万9800杯を食してきたラーメン評論家の大崎さんです。


ラーメン評論家・大崎裕史さん:
「首都圏だけでも200~300店はあるのではないか。1人当たりの客からの金額を増やすことができるのと、食べる側からしても味を変えることができるので、和え玉は店にも客にも相当メリットがある」


女性ファンも多い人気店『shizuku』(東京・西早稲田)でも、店主の“ある想い”がこもった和え玉を提供しています。


看板メニューは、国産の鶏ガラ・豚の動物系スープに4種の塩をブレンドしたタレを合わせた「3種のチャーシューと味玉の塩らーめん」(1300円)。


同時に人気なのが、旨みを凝縮した牡蠣のアヒージョがトッピングされ、味変用のハーブバターも付いた「牡蠣和え玉」(400円)です。


「おいしかった。替え玉より和え玉のほうが味が変わる。ラーメン一杯1000円ぐらいだけど、半額くらいで頼めるのが結構良い」(40代男性)
「普通の麺よりも甘くて、スパゲッティみたいでおいしかった」(小学生男子)


実はこの和え玉、人気メニュー「牡蠣塩ラーメン」(1400円)を有効活用しているとのこと。


店主・木戸綾乃さん:
「スープを作る時に出る牡蠣の身をアヒージョにしてラーメンのトッピングとして提供しているけれど、どうしても余ってしまう」


“食材を無駄にしたくない”という想いから生まれた和え玉なのでした。


フレンチ×サーモン「まるでパスタ」

さらに、一風変わった和え玉を提供するお店も。


7月にオープンしたばかりの『サーモンnoodle 三軒茶屋』(東京・世田谷区)の謳い文句は<フレンチ気分でラーメンを>。


看板メニューの「白サーモン」(980円)は、サーモン一匹を丸ごとスープにして、フレンチの技法「エスプーマ」で泡仕立てに。
サーモンの切り身やキャビアなどがトッピングされ、フランス料理の一皿のようなラーメンです。


山根部員:
「サーモンの旨味とクリーミーなスープ、これは新しすぎる。おいしい」


そして和え玉はというと、明太子ソースで和えた太麺に、炙ったチャーシューをトッピングした「フレンチ和え玉」(400円)。もちろんスープとも相性抜群です。


山根部員:
「もう完全にパスタのよう。さっきのラーメンとはまったく違う。明太子がピリっとしていてものすごく濃厚でおいしい。フレンチのフルコースを食べている感覚」


味は他にも、「バジルチーズ」や「月見うに」など定期的に変更しているので、リピーターにも嬉しいメニュー。来店客の約半数が注文するといいます。


ラーメンと共に2度も3度も楽しめる「和え玉」が、新たな味を生んでいます。


(THE TIME,2025年9月25日放送より)


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