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10月の値上げ3000品目超…物価高で「節約疲れ」が6割超、あえての「値下げ」サービスも【Nスタ解説】

経済
2025-09-25 20:52

値上げの波は収まりそうにもありません。帝国データバンクによると、10月も3000品目以上の飲食料品が値上げされます。物価高の中、あの手この手で集客を狙う企業のお得な取り組みをご紹介します。


【写真を見る】ほっかほっか亭のカスタマイズ弁当 選べるおかず一覧


コストコ“1日特別ご招待券” 12月21日まで延長

山形純菜キャスター:
帝国データバンクの調査によると、10月も3000品目以上の商品が値上げされます。


値上げが続いて、3人に2人が「節約疲れ」を感じているという調査結果もあります。


【「節約疲れ」感じている?】
・とても感じている 25.6%
・やや感じている 41.1%
・あまり感じていない 27.3%
・節約していない 4.1%
・全く感じていない 1.9%
※くふう生活者総合研究所 2025年5月調査


そんな物価高の中、企業はあの手この手で集客を狙っています。


会員制の大型スーパー「コストコ」では、5月から年会費を4840円から5280円に値上げしました。
※ゴールドスター会員

SNSでは「年会費上がっていて、どこも値上げの波…」「泣きながらコストコの年会費を更新」という声がありました。


そんな中、コストコはYahoo!やGoogleのネット広告で、コストコ1日特別ご招待券を配布しています。


提示すると、会員登録をしたことがない世帯は、1回のみ無料で入店することができます。

ただ、商品価格は5%上乗せされます。

これまでもコストコは、このような取り組みをしてきましたが、1か月程度の期間でした。

今回も、当初は9月1日から28日までの約1か月間の予定でしたが、12月21日までに延長されました。

▼物価高の生活応援▼新規顧客を獲得したいという背景があるそうです。

利用者からは「リピ商品も見つけたし、また行く予定」という声もありました。まさに、新規顧客の獲得に成功しているということなんです。


フードデリバリー「手数料カット」その分は…

山形キャスター:
コロナ禍以降、利用者が増えたフードデリバリーサービスでは、「実店舗より価格が高い」という不満を持っている人が81.3%だということです。
※合同会社YUM JAM 2025年4月発表

高くなりがちな背景には、店頭の商品価格に手数料がかかることにあります。


その手数料には、「Webサイトの維持費などデリバリーの運営コスト」や「持ち帰り用包装代」が含まれていて、2〜4割高くなっているそうです。さらに送料もかかるという形です。

しかし「出前館」は、9月1日から11月末まで、手数料をカットする実験を実施しています。

全国5都市、約250店舗でおこなわれているそうです。

その手数料は、店側が払っていますが、手数料もかなり減らしているそうです。

そして、オーダーが増加しているので、店側の利益も増加しているということです。今後はエリアの拡大も検討していきたいといいます。


井上貴博キャスター: 
どこかにしわ寄せがいってるのかと思いましたが、利益でうまく回っているのであれば、いい循環なのかなと思います。


25種類からチョイス“カスタマイズ弁当” 双方にメリット

山形キャスター:
弁当チェーン「ほっかほっか亭」では、カスタマイズの弁当を作ることができます。


しょうが焼(ハーフ)、牛焼肉(ハーフ)、唐揚、コロッケ、のり+花かつお(合計980円)など、モバイルオーダー限定で、25種類から好きなおかずを選べます。

「夢のお弁当」と題していて、9月から全国41店舗でおこなっているということです。 


おコメなども高騰しており、商品価格がなかなか抑えられない中ですが、カスタマイズ弁当にすることで、店側は▼新メニューの開発費削減▼スーパーの惣菜との差別化ができます。

一方で、客側は、▼“自分好み”にカスタマイズするのがブームで、選ぶ楽しさがあり、双方にメリットがあります。

若いお客さんからの注文が増えているといいます。


井上キャスター:
牛丼などもカスタマイズできることが広がっていますよね。

SNS世代は「自分も参加したい」という人が多いみたいです。決められた商品を提供されるよりも、ユーザー参加型のような、自分で好きなようにカスタマイズできることに魅力を感じやすいと聞いたことがあります。


TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
あまり節約しなくてもいいように、給付金や減税を早くやってもらいたいものですね。


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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年


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