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トランプ大統領がカナダとメキシコに“ギリギリの交渉” アメリカの食卓にも直接影響も

海外
2025-01-31 18:07

アメリカのトランプ大統領が、カナダとメキシコに対しギリギリの交渉を続けています。決裂すれば、あすから25%の関税が課される見通しで、アメリカの食卓にも直接影響する可能性があります。


ニューヨークにあるアメリカ料理レストラン「スクエア・ダイナー」。創業120周年を迎えるこの店で、客たちが食べているのは看板メニューの「パンケーキ」です。


「メープルシロップが大好きです」
「本当においしいです」


人気の秘密は相性抜群の「メープルシロップ」です。たっぷりかけるのがこの店のスタイルですが、こんな贅沢はもうできなくなるかもしれません。


その理由は、この人の「外交交渉」です。


アメリカ トランプ大統領
「カナダに25%、メキシコにも25%それぞれ関税を課すつもりだ」


カナダとメキシコに対し、貿易赤字の是正や不法移民対策などをせまるトランプ大統領。要求をのまなければ、あす(2月1日)から全ての輸入品に25%の関税を課すとギリギリの交渉を続けています。


メープルシロップはカナダの名産品で、アメリカにも多く輸出されています。もし25%もの関税が課されれば、価格上昇は避けられません。


店のマネージャー
「店では毎週、大量のメープルシロップを消費します。価格上昇が続けば、対応するのはとても困難です」


レストランはパンケーキの値上げも検討しているといいます。



「普通に考えて関税が経済にプラスにはなりませんよね。店でメープルシロップが食べられなくなったら、本当に悲しいわ」


影響は西海岸のロサンゼルスでも…


記者
「こちらに積まれているのはメキシコからの輸入食材の代表格、アボカドです」


日本でもおなじみのカリフォルニアロールなど、アメリカは世界最大のアボカド消費国。実はその9割をメキシコからの輸入に頼っていてます。


現在は貿易協定のもと、関税を免れていますが、こちらも2月からは25%が課される可能性があります。


業界内では不安が広がっています。


アボカド輸入業者
「『何か知ってるか』と取引先から頻繁に電話があります。やきもきしてます」


生鮮食品ということもあり、買い溜めなどの対応は取っていません。関税が課されれば、そのまま卸価格に転嫁するといいます。


アボカド輸入業者
「(負担するのは)スーパーやレストランで支払う消費者でしょうね。関税は良くない判断だと思います。輸入市場は混乱し、停滞するでしょう」


深刻なインフレが続くアメリカ。トランプ大統領は新たな関税の導入に踏み切るのでしょうか。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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