東京都・北区の公立小学校で発生した火事。児童・教職員あわせて11人がけがをしました。カメラが捉えたのは、火の手から逃れるため、足場の少ない場所で、必死に助けを待つ子供たちの姿でした。(6月19日深夜放送の「news23」より)
【写真で見る】ハンカチやTシャツが黒くなるほど “すす”と煙に襲われた児童も
「子どもたちは泣き叫んでいた」壁伝いに避難する様子も
19日の午前11時ごろ、東京・北区にある滝野川第三小学校で火事が起きました。当時は授業の真っ最中で、校舎からは子どもたちの泣き叫ぶ声が聞こえたといいます。
近隣住民
「(小学生)3、4人がパニックを起こして悲鳴を上げていた。『いやだ』とか『助けて』と」
「もう子どもたち、泣き叫んでいた。必死に祈っていた」
登校していた児童は327人。当初、“逃げ遅れている人が多数いる”との情報が入っていました。
子どもたちは無事なのか。
近所の人が校舎を見ると、子どもたちがいたのは校舎のひさし。わずかな足場にしゃがみこみ、灰色の煙を浴びています。
別の動画では、両手で口を覆った子どもたちが壁伝いに歩いて避難していました。
そうした中…
避難した小5児童
「男の子と大人の女性が落ちちゃった。飛び降りたというか滑って落ちちゃった感じ」
音楽の女性教諭は4階から3階に落下したとみられ、骨盤骨折の大けがをしました。他にも児童2人が骨折していて、けが人は児童と教職員、計11人にのぼっています。
(現在は情報が更新され、骨折した児童は1人となっています)
「もう死ぬのかなと思った」避難した児童が語る恐怖
記者
「北区にある滝野川第三小学校前です。出火元とされる4階部分は黒く焼けているのがわかります」
火元とみられているのは、4階の音楽準備室です。
すぐ隣の音楽室で授業中だった5年生の児童は、死を意識するほど危険な状況だったといいます。
音楽室で授業中だった小5児童
「(音楽準備室が)隣なので火とか見えて、もう死ぬのかなと思った」
ハンカチやTシャツが黒くなるほどの“すす”と煙に襲われた児童もいました。
音楽室で授業中だった小5児童
「(音楽準備室が)爆発した。息苦しかった」
「(Q.ひさし上の避難は先生の指示か)先生に指示された」
「(Q.廊下に出るのは危ないから)危ないし反対側にも行けなかったから」
「(ハンカチを)1回外して黒い煙を吸ってしまって、救急車に乗って病院に行って1〜2時間くらい検査した」
区長と校長らが会見 火事の原因については…
子どもたちの心への影響も心配されています。
避難した小2児童
「怖くて泣いている子もいたし、慰めている子もいた」
避難した小1児童
「お兄ちゃんたちが本当の火事だって教えてくれた。こわかった…」
北区・山田加奈子 区長
「この度は大変申し訳ございませんでした」
火事の原因について北区と学校は。
北区立滝野川第三小学校 高草木政浩 校長
「音楽準備室に特に燃えやすいものというのは確認しておりません。校長として毎日校内を回っているが、そのようなことに気づいたことはございません」
警視庁は、実況見分をするなどして出火の原因を調べるということです。
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