気象庁は三陸沖で発生した地震について、午後6時からの会見で「揺れの強かった地域について落石やがけ崩れなどの危険もある。今後の地震や雨に十分注意していただきたい」「1週間程度、特に今後2、3日の間、最大震度5強程度の地震に注意していただきたい」と呼びかけました。
■津波について
気象庁地震火山部 清本真司 地震津波対策企画官:
令和8年4月20日16時53分ころに発生しました三陸沖の地震について説明いたします。
現在、津波警報を発表しております。津波警報ですが、北海道・太平洋沿岸中部、青森県沿岸、岩手県に対して発表しております。
津波についても観測しております。このため沿岸部や川沿いにいる人は、すぐに高いところに避難してください。また、すでに避難している方につきましては、避難の継続をお願いいたします。
■地震の状況について
地震の状況です。今回の地震の状況につきまして、震度5強を青森県で観測しております。また、全国の広い範囲で地震による揺れを観測しております。
揺れの強かった地域につきましては、落石やがけ崩れなどの危険もあります。今後の地震や雨に十分注意していただくようお願いいたします。また、1週間程度、特に今後2、3日の間につきましては、最大震度5強程度の地震に注意していただくようお願いいたします。
また、この地域ですが、過去に続発した地震の事例もあります。さらに強い揺れの地震が発生する危険性もありますので、十分注意していただくようにお願いいたします。
■津波警報等の発表状況
津波警報等の発表状況です。先ほど申し上げました通り、津波警報を北海道・太平洋沿岸、青森県太平洋沿岸、岩手県で発表しております。また、津波注意報につきましては、北海道から東北地方の太平洋沿岸につきまして、また、一部青森県の日本海沿岸につきましても発表しております。
これらの地域の方につきましては、特に津波警報を発表している地域につきましては避難をお願いいたします。また、津波注意報につきましては、沿岸から離れていただくようにお願いいたします。
■津波の第1波の到達
津波の第一波の到達予想時刻図をこちらに図の方に記しております。現在18時を過ぎておりますので、この18時のところより若干広い範囲で既に津波が到達しているといったところになります。
このため、震源に近い北海道・青森の方は既に津波が観測されているといった状況となっております。
このため津波警報の発表地域につきましては、沿岸や川沿いから、すぐ高いところへ避難していただくようお願いいたします。また、津波注意報の地域につきましては、海の中や海岸から離れていただくようお願いいたします。
津波につきましては、長い時間くり返し襲ってきますので、第1波から後にくる第2波第3波といったところで、一番高い津波になることもありますので、津波警報等が解除されるまでは避難を継続していただきたいと考えております。
津波の観測状況です。こちらは17時25分の状況ですので最新の状況よりは少し古いデータとなっております。
ここでは、宮古で0.4mとなっておりますが、この他、岩手県の久慈港で0.8m、また、青森県の襟裳や浦川。青森県、岩手県といったところで、津波が観測されておりますので、十分注意していただくようお願いいたします。
津波の波形図です。こちらも先ほどと同じく、17時25分現在といったところになりますので、一番高い久慈港の波形は書いておりませんが、岩手県の宮古が0.4mといったところとなっております。また、こちら釜石はまだ十分な高さになっていない、20cm未満といったところになっております。
■地震の概要
地震の検知時刻は16時53分、地震の発生時刻はそれより1分前の16時52分頃となっております。
地震の規模を表すマグニチュードですが、7.5というふうになっております。当初は7.4だったんですが、その後精査によりまして、7.5の方に変更しております。
発生場所ですが、三陸沖宮古の東100キロ付近で、深さ約10キロとなっております。
震度につきましては、最大震度5強を青森県階上町で観測しております。その他、北海道から近畿地方にかけて震度5弱から1を観測しております。
地震活動の状況ですが、17時30分現在では震度1以上観測した地震はないのですが、その後震度2が1回、震度1が1回という形で、現在2回ほど震度1以上観測した地震を観測しております。
長周期地震動の観測状況ですが、宮城県北部、秋田県内陸南部で長周期地震動階級3を観測しております。
■注意喚起
防災上の留意事項と今後の見通しです。
防災上の留意事項ですが、津波による被害のおそれがあります。現在、津波警報を発表していますので、津波による被害のおそれがあります。このため、沿岸部や川沿いにいる人は直ちに高台や避難ビルなど安全な場所に避難していただくようお願いいたします。
津波は繰り返し襲ってきますので、津波警報等が解除されるまでは、安全な場所から離れないでいただくよう離れないでください。
また、揺れの強かった地域につきましては、落石やがけ崩れなどの危険性が高まっておりますので、今後の地震活動や雨の状況に十分注意していただくようお願いいたします。
今後の地震活動の見通しですが、この地域では過去に地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があります。このため、揺れの強かった地域では地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意していただきたいと思っております。
また、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もありますので、その点についても十分注意していただきたいと思っております。
特に地震発生から2、3日程度につきましては強い揺れをもたらす地震が発生することが多くありますので、この点に注意していただきたいと思っております。
なお、北海道三陸沖後発地震注意情報ですが、まだ発表基準に該当するかどうかは現在、精査しておりますので、現時点ではまだ何も申し上げられないといったところとなっております。
震度分布図および推計震度分布図です。こちらは観測した震度の分布となっておりますが、最大震度5強を青森県で観測しております。
こちらは震度の分布を面で記したものとなっております。大きな振動を観測したところで、5弱や5強といったところが分布されております。
長周期地震動の観測状況です。長周期地震動階級につきましては、階級3を宮城県北部と秋田県内陸南部で観測しております。その他、その周囲を取り囲むような形で長周期地震動階級が観測されております。
■緊急地震速報の発表状況と震源付近の過去の主な地震活動について
緊急地震速報の発表状況です。緊急地震速報ですが、震源はここでありまして19.8秒後に警報を発表しております。
このような形で緊急地震速報を、大きな地震波が到達する前に発表できているといったところとなっております。
今回の地震周辺の、過去に規模の大きな地震がいくつか発生しています。
一番規模の大きなものとしては、1896年、明治三陸地震というものがあります。また、過去には1994年の三陸はるか沖地震などもあったといったところとなっております。
周辺で想定されている海溝型地震ということで、このような形となっております。
今回の地震の震央位置としましては、この岩手県沖北部といったところとなっております。
過去の長期評価の概要につきましては、このような形となっております。
震源周辺における規模の近い地震の続発事例ということで、今回の地震の場所ですが、過去には周辺で続発した事例があるといったところとなっております。
具体的なところで言いますと、2015年三陸沖で発生したマグニチュード6.9の地震の3.2日後にマグニチュード6.5の地震が、4.5日後にはマグニチュード6.4の地震が発生した事例がありますので、1週間以内など近いところで規模の大きい地震が発生する可能性がありますので、注意していただければと思っております。
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