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高市政権が初の本格論戦 臨時国会が閉幕 高支持率も残される課題…定数削減・政治とカネは 高市総理は会見で解散否定

国内
2025-12-17 18:42

高市政権が発足して初めての本格論戦の場となった臨時国会がきょう閉幕しました。高い内閣支持率は維持する一方、幾つもの課題が残されたままとなっています。


額賀福志郎 衆院議長
「諸君、第219回国会は、本日をもって終了いたします。これにて散会いたします」


58日間にわたり行われた臨時国会がきょう閉幕しました。


公明党との連立を解消し、日本維新の会と新たに連立を組んだ高市総理にとって初の本格的な論戦の場となった臨時国会ですが、18兆3000億円規模となった今年度の補正予算案では、国民民主党と公明党など一部の野党の賛成も取り付け、成立させました。


ただ、臨時国会では、台湾有事をめぐる発言により中国との関係が悪化したほか、幾つもの重要課題の結論が持ち越しとなっています。


その一つは、連立合意で交わした衆議院の議員定数削減です。


きのう、高市総理は維新の吉村代表と会談し、来年の通常国会で実現を目指すことを確認しました。


日本維新の会幹部
「定数削減の維新の温度感の高さを自民党に示すため、解散や連立離脱をほのめかしてきた」


一方、定数削減をめぐり慎重な声もあがる自民党内からは…


自民党中堅議員
「このゴタゴタが来年も続くと思うとゾッとするね」


ただ、高市政権の支持率は高止まりしていて、野党は攻め手を欠いたまま、「政治とカネ」などの重要課題が再び先送りとなりました。


先ほど、閉会を受けて会見した高市総理は…


高市総理
「日本維新の会との重要な約束である議員定数削減法案については、大変残念ながら審議すらされませんでした。引き続き、通常国会において、野党の皆様の御理解を求め、成立を期したいと思います」


高市総理は、衆院議員の定数削減法案については「来年の通常国会で成立を期したい」としました。


また、関係が冷え込む中国については…


高市総理
「中国は日本にとって重要な隣国であり、建設的かつ安定的な関係を構築していく必要があります。他方、日中間には経済安全保障を含む安全保障上の懸念事項が存在しています。存立危機事態に関する私の答弁は、日本政府の従来の立場を変えるものではありません。この点を様々なレベルで、中国および国際社会に対して粘り強く説明していく考えです」


高市総理は、中国との関係について「率直に対話を重ね、戦略的互恵関係を包括的に推進していきたい」との考えを示しました。


さらに「目の前でやらなければいけないことが山ほど控えている」として、「解散については考えている暇がございません」と、解散総選挙については否定しました。


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